2024年_ヒバクシャ地球一周(Voyage117)

「インド洋の真珠」セイシェルで大統領を表敬訪問

大統領へ表敬訪問

5月1日、ピースボートVoyage117はセイシェル最大の島・マヘ島にある首都ポートビクトリアへ入港しました。
セイシェルは美しい海と豊かな自然から「インド洋の真珠」とも呼ばれています。前日までは雨が降っていたそうですがピースボートが寄港したその日は、動くとすぐに汗が出るような晴天に恵まれました。

セイシェルはすでに核兵器禁止条約に署名・批准しており、現在はインド洋の非核化へ向けて政策を進めています。今回おりづるプロジェクトツアーの目的は、ワベル・ラムカラワン大統領を表敬訪問し、核兵器廃絶の必要性を共有し活動の士気を高めることです。
着岸後、大統領との面会の約束時間まで余裕があったため、おりづるメンバーは街中を散策。セイシェルで最も古く著名なランドマークのひとつである”ビクトリア時計台”や、カトリック司祭の住居であり管理事務所である”ドムス”などを見学しました。

大統領府外観

大統領府外観

大統領との面会場所になった大統領府では、今回の面会を調整してくれた儀典チーフアドバイザーのジョナサン・ベルルイス氏と迎賓館チーフプレスのナディーン・ジャック氏の二人が出迎えてくれました。コロニアル様式で作られた大統領府館内は、高い天井で広々とした空間に歴代の大統領の絵画が飾られており「ここがすでに応接室なのでは」と思うような部屋でした。面会時間まで一行は待合室にて、庭の景色を眺めながら飲み物や茶菓子を頂き、おもてなしの心を感じることができました。

待合室にて待機中のメンバー

その後、大統領が到着し準備が整ったとのことで一行は応接室へ。寄港日当日の5月1日はセイシェルは祝日にあたる日でしたが、大統領と夫人の二人が出迎えてくれました。
まずはおりづるプロジェクトのディレクターである渡辺から挨拶として、今回時間を調整していただいたことへの感謝と、おりづるメンバーの紹介をおこないました。その後、被爆者の田中稔子さんが、自身の被爆体験を含めた8分ほどのスピーチを発言。大統領は稔子さんの話に真剣に耳を傾け、夫人は途中涙をぬぐいながらスピーチを聞いていました。そして、おりづるユースのジョエル・クリストフは「いち早く核兵器禁止条約に批准したセイシェルは、ヒバクシャや核兵器廃絶を目指す世界の市民の気持ちを代弁してくれている」と感謝と尊敬の念を伝えました。

みんなの言葉を聞いた大統領は「自分の家からピースボートの船が見えた」と、朝から面会の時間を楽しみにしていたというエピソードと「原爆被害の写真は見たことがあるが実際に被爆した方から話を聞くのは今回が初めて。やはり当時の生存者が話をするということはとても意味のあることだと感じた。調和のある世界をつくることを望んでいる。この先もセイシェルの空や花などの植物を美しいまま残し繁栄させて、未来の子どもたちへと渡したい。」と核兵器廃絶を願ってることを共有してくれました。
おりづるメンバーから大統領へ、日本ではもうすぐこどもの日がくるとのことで”こいのぼり”と平和憲法と言われている日本国憲法9条がかかれた”9条プレート”、原爆の子の像のモデルとなった佐々木貞子さんのエピソードがかかれた絵本をプレゼント。

9条プレートを渡すユースのミキ(ロンユアン・フアン)さん

大統領からは「美しいセイシェルに一日しかいないのはすごくもったいない。今度は数日間滞在してぜひともセイシェルを満喫してください」との言葉とともに、セイシェルの景色がプリントされたTシャツを一人ひとりに手渡しでいただきました。
セイシェル自体を大切に想い来客を最大限もてなす気持ちが、大統領からも現地スタッフからも伝わるひとときでした。

地元メディアからの取材

メディア掲載:
2024年5月1日 公共放送SBC

実際の放送映像はこちら(13:50より)☟:

(文:橋本舞)

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