3.核廃絶へのいろいろな動き

北朝鮮の核実験をうけて・・・

昨日25日、北朝鮮の2度目の核実験が行われました。
第二次世界大戦以後幾度となく行われてきた核実験。
今回の実験は地下での実験です。

地下核実験とは??

地表面下の様々な深度で行われる核実験である。実験の手法は、冷戦時に米国及びソ連にて確立されたが、本実験以外の手法は1963年に締結された部分的核実験禁止条約(PTBT)で禁止された。核爆発が完全に地中で収束した場合には、放射性降下物は殆ど発生しない。しかし爆発によって地面に穴が空いてしまった場合には、そこから大量の放射性降下物が発生してしまう。 地下核実験では、その核出力と爆弾の構造に応じた地震波が発生するが、多くの場合で地殻の陥没によるクレーターも生成される。1976年には、地下核実験の最大核出力を150キロトンとする地下核実験制限条約(TTBT)が米国とソ連の間で締結された。

(Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93)

最近のオバマの演説などを受け、核軍縮、核廃絶への高まる動きを喜んでいたからこそ、
この北朝鮮の核実験は非常にショッキングでした。
また、核問題と取り組むにあたって向き合わなければならない様々な問題が
改めて浮き彫りになったような気もします。

各国レベルで、対応を考えるための会合がもたれたり、
国連も新決議採択に乗り出すなど、世界レベルでも色々動き出しているようです。
この危機としっかりと向き合い、
今後二度とこのようなことが起こらないようにしてほしいと痛切に感じます。

日本国内でも各地で懸念の声があがっています。
広島での座り込みの様子は全国的に報道されましたし、
長崎でも週末平和祈念像の前での座り込みが行われるようです。

私たちがこの出来事に対してできることは何なのでしょうか。
新聞を読み、ニュースを見て、
勉強をしながら考えてみたいと思います。

ピースボート共同代表の川崎哲さんは、
ICNND(日豪核国際委員会)の会合中にこの知らせを聞いたようです。
以下、二つの記事にコメントが載っています。
お時間ある方ぜひご覧下さい。

「なぜこの時期に」「絶対に許せぬ」被爆者ら怒りの声 2009年5月25日13時29分
http://www.asahi.com/special/08001/TKY200905250198.html

「許せぬ」反核NGOに衝撃 ’09/5/26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200905260020.html

(文責:畠山澄子)

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