1.ヒバクシャ証言の航海

船での「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」が本格始動!

今回の第67回ピースボート「地球一周の船旅」には
10名の被爆者のみなさんと3名の高校生に加えて
400人を超える一般参加者のみなさんが乗船しています。
そんな一般参加者のみなさんにも
今回の「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に親しんでもらえるよう、
船内ではこのプロジェクトは「おりづるプロジェクト」と呼ばれています。

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
おりづるプロジェクトの参加被爆者と参加高校生で行うおりづるミーティング

船内生活3日目の今日、いよいよ本格的におりづるプロジェクトが始動しはじめました。
まず最初は、お昼過ぎに行われた「チーム紹介」。
ピースボートでは参加者が主体となって
様々な船内でのプロジェクトが運営されていきます。
船内新聞を担う新聞局、船内テレビを撮影・編集するTVチーム、
企画の照明・音響を担当するPAチームなど様々なチームが存在します。
今回おりづるプロジェクトも船内のおりづるプロジェクトの企画等を手伝ってくれる
「おりづるパートナー」を募集することにしました。
その結果なんと50名近い若者が
「おりづるパートナー」に興味があると名前を書いてくれました!
明日の「おりづるパートナー募集」という企画で
具体的なおりづるパートナーの活動が始まります。
高校生に加え、たくさんの船内の若者を味方につけ、
どんどんおりづるプロジェクトを盛り上げていけたらと思います。

続いて夕方16時からは「おりづるプロジェクト紹介 ~ヒバクシャ地球一周 証言の航海」
ということで1時間強の企画を行いました。
この中ではピースボートの共同代表であり、
おりづるプロジェクトのディレクターでもある川崎哲が
おりづるプロジェクトの意義と前回のヒバクシャ地球一周の成果を
昨今の各情勢と絡めて話したあと、
プロジェクト参加者である10名の被爆者のみなさんが壇上に上がり紹介されました。
また、その後は、被爆者の代表として田邉さんが自身の体験と思いを語りました。

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
おりづるプロジェクト紹介企画「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」

最後には高校生3名が壇上に上がり、
自分たちがなぜプロジェクトに参加しているのか、
具体的にどんな企画を考えているのか、
そしてもっと仲間を増やして盛り上げていきたい
とのコメントをそれぞれ話しました。
今回このプロジェクトに参加している輿美咲さん、
下村優太郎くん、田中直人くんは乗船当日から
分刻みのスケジュールをこなしながら
一生懸命被爆者と若者の間の橋渡し役を担おうと頑張っています。
明日には初めて高校生が主催での企画
「超初級核問題 ~被爆者に恋する高校生~」が行われます。
これは5回シリーズの第1回目で、ちょっと難しそうに聞こえてしまう
原爆や核についての基礎知識をコントやクイズを交えながら
みんなで勉強していこうというものです。
ちょっとして工夫と発想が思いがけないきっかけになって
船内の若者の興味につながっていったらと思います。

夜ははじめてのフォーマルディナーとウェルカムパーティー。
みなさんちょっとおしゃれに着飾って夜のひと時を楽しみました。
おりづるプロジェクトの企画はもちろんですがこんな楽しいひと時も大事にしていきたいですね。

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
最初のフォーマルディナーはおりづるプロジェクト参加者全員でいただきました。

******************

<高校生>
高校生は企画が具体化するにつれ、団結力も強まってきたようです。
被爆者のみなさんとも深い話ができるようになり、
考えさせられることも多いようです。
また、おりづるプロジェクト紹介企画でみなさんの前に出たことで
話しかけてくれる人も増えてきたようで、
更なる人とのつながりの中から
新しいアイディアや仲間がうまれてくるのかなとの期待もあります。

昨日までは息をつく暇もないような多忙なスケジュールでしたが
今日は少し外に出て海を眺める余裕もあったよう。
船旅でしか味わえない360度パノラマをぜひ満喫してもらいたいと思います。

さて、今日の高校生の日記から少し抜粋して紹介させていただきます。

おりづるのプロジェクト紹介があったけど、結構な盛況で、あとでたくさん声をかけてもらえたりしたので、いいスタートが切れたんじゃないかな<3(輿美咲)

今日はおりづるを紹介した。昨日より緊張しなかった。やっぱりこういうのは場数だなと思った。紹介したあといろんな人が興味を持って話しかけてきてくれた。この人たちをいかにして引きつけ、参加させ続けることができるかどうか、これからの頑張りにかかっている!(下村優太郎)
ぐんと声をかけてもらえるようになった。これからもっと増やしていきたいし、こちらからも声をかけたい。
(田中直人)

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海
おりづるミーティングで企画の構想を話す高校生

文責:畠山澄子(本文)、輿美咲・下村優太郎・田中直人(高校生日記)

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