2008年_第1回ヒバクシャ地球一周(第63回ピースボート)

第63回クルーズのおりづるメンバーらが全国キャラバン中!!

第1回「ヒバクシャ地球一周」に参加した被爆者たちが、広島・長崎市長らが呼びかける「ヒロシマ・ナガサキ議定書」(2020年までの核兵器廃絶を目指す運動)を国内で広める活動を始めました。
この活動では、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を広めるべく、各自治体首長のもとへ直接署名を依頼する全国キャラバンを行っています。
以下は、先日島根県に行った時の様子を取り上げている読売新聞の記事です。

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ヒロシマ・ナガサキ議定書 賛同募り被爆者全国行脚

島根の5市町 磯さんら署名協力呼びかけ

2020年までの核兵器廃絶を目指す「ヒロシマ・ナガサキ議定書」への賛同
を募るため、広島の被爆者らが全国キャラバンを企画、28日、広島市の平和記
念公園から島根県に入り、5市町を巡った。

出発したのは4歳の時に自宅で被爆した磯博夫さん(68)(福山市)と、1
1歳の時に国民学校内で被爆した八木義彦さん(75)(広島市安佐南区)。各
地で市町村長と会い、議定書への賛同の署名を求める。10~12月には、北海
道、大阪、福岡などを巡り、市民にチラシを配る予定。

出発を前に磯さんは「大きな夢、希望、勇気を持って各地をまわり、私たちが
生きている間に核兵器廃絶を実現したい」。八木さんも「核廃絶への機運が高ま

ている。この機会を逃さず、力いっぱい署名を集めたい」と意気込みを語った。

訪問先の島根県益田市役所で、2人は応対した職員に、議定書の趣旨を説明。
八木さんは「賛同署名が、まだ島根の自治体から寄せられていないのが残念。ぜ
ひ理解を」と訴えた。

昨年、大型客船で世界を旅しながら国際交流をするNGO「ピースボート」
(東京)の「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加し、被爆証言をしたのが
きっかけだった。2人は同行した若者や世界の人々と語り合い、「2020年ま
で核兵器廃絶に没頭しよう」と決意を固めたという。議定書は世界約3100都
市でつくる「平和市長会議」が08年4月、核兵器廃絶に向けた取り組みを促そ
うと作成。来年5月の核拡散防止条約再検討会議での採択を目指している。

(2009年9月29日 読売新聞)
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今後、埼玉・東京・大阪・福岡・名古屋のピースボートセンターにも訪れる予定とのことです。
是非HPもご覧ください。
http://www.hiroshima-nagasaki.net/

また、こちらでも第1回「ヒバクシャ地球一周」参加者が活躍しています。

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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/121728

「被爆体験語ること核廃絶につながる」 ピースボートの感想披露 長崎市の川
副さん

2009年9月14日 01:21 カテゴリー:九州 > 長崎

非政府組織(NGO)「ピースボート」で世界一周し、各地で被爆体験を語っ
た長崎市の被爆者、川副忠子さん(65)が13日、長崎市魚の町の市男女共同
参画センター・アマランスで129日間の船旅の体験を語った。

1歳で被爆した川副さんは、小学校教師として長年平和教育に携わってきた思
いから、昨年9月-今年1月にピースボートが被爆者103人を招待した船旅に
参加。フランス核実験の被害者がいる南太平洋のタヒチ島、核保有国のインドな
ど世界20カ国を巡った。

途中、ウラン採掘で被ばくしたオーストラリアの住民やタヒチの被ばく者とも
交流。「何の情報も知らされないまま働いて被ばくし、国の支援を受けられずに
苦しんでいる人たちの多くが、先住民など弱い立場の人たちだった」と憤った。

紙芝居や一緒に鶴を折ることを通じ原爆体験を伝えたこと、市長との面会や市
民集会を通じて、4カ国27都市が平和市長会議に加盟することになったことな
どに触れ「体験を語ることが核廃絶につながるんだとあらためて感じた」と語っ
た。

=2009/09/14付 西日本新聞朝刊=
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このように活躍している皆さんを思うと、「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」が
今後も皆さんにとって、何かの”きっかけ”となり、様々なActionに結びついていくことが楽しみです!

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