第3回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に乗船頂いた笹森恵子(ささもりしげこ)さんが、
10月9日に米国の非政府組織(NGO)「核時代平和財団」から、広島と長崎の全ヒバクシャの代表として世界市民賞を受賞しました。
笹森さんは13歳の時に広島で被爆しました。作家の故ノーマン・カズンズ氏の支援で1955年に渡米し、ケロイド治療を受けた「原爆乙女」として知られています。2008年には、ジュネーブ国連本部で行われた核不拡散条約(NPT)軍縮・不拡散教育セミナーでパネリストとして発言しました。現在、ヒロシマ・ナガサキ・ピース・プロジェクトのCEOであり、多くの講演や国際会議への出席をするなど積極的に核廃絶を訴える活動を続けています。
式典において笹森さんは「これからも被爆者同士で力を合わせ、悲惨な経験を語り継ぎたい」と語られました。
また、秋葉忠利前広島市長が、世界の自治体首長でつくる「平和市長会議」の会長として加盟都市数を大幅に増やしたことが評価され、「傑出した平和指導者賞」を授与されました。
▼28th Annual Evening for Peace Honoring Tadatoshi Akiba and Shigeko Sasamori(英語)
▼前広島市長に平和指導者賞 米財団、被爆者笹森さんも(日本経済新聞2011.10.10)
(インターン 藤田美保)
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