1.ヒバクシャ証言の航海

ペルー活動報告②

ペルーではビジャ・エルサルバドルの人権活動団体アレナ・イ・エステラス、サン・ボルハ区、そしてペルー日系協会と交流を行いました。前回の記事では午前に訪問したビジャ・エルサルバドルでの様子を報告しました。今回は午後の交流の様子を報告します。

午後は2つのグループに分かれ、リマ市サン・ボルハ区にて区長と面会をするグループとペルー日系協会理事会に挨拶をするグループに分かれて交流してきました。

サン・ボルハ区の区長(写真左から3番目)を訪問するグループには水先案内人であるキャスリン・サリバンさん(写真右)、スタッフの川崎哲(写真右から3番目)、そしておりづる被爆者の中村博さん(写真右から二番目)と小川忠義さん(写真左)が参加しました。
$    ピースボートのおりづるプロジェクト

このサン・ボルハ(San Borja)区の区長であるマルコ・アルバレス・バルガス(Marco Alvarez Vargas)さんは核廃絶に対して自分自身が動いていきたいという熱意を持っておられ、非常に歓迎してくださいました。
特に、ペルーや南米で「平和市長会議」を広めていきたいという思いを持っておられ、日本のどこかと姉妹都市になりたいという話もでました。実際のムーブメントにつながるような議論をすることができ
ました。

もうひとつの交流先はペルー日系協会です。おりづるプロジェクトではこれまでにもペルー日系協会を何度か訪問し交流をしてきました。今回は証言交流は出来ませんでしたが、理事会からわずかな時間でも歓迎したいというオファーをいただき訪問しました。

理事会と面会し、ペルー日系協会広島県人会からも「おりづるの皆さんが来てくれることは非常に意味のあることです」と歓迎の言葉をもらいました。今までの交流から寄港するたびに歓迎してくれるパートナーがいることはおりづるプロジェクトにとっても大きな意味のあることです。
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その後日系移住資料館を見学しました。
また、現地のメディアも取材に来ており記者会見も行いました。
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ペルーという日本からは遠く離れた場所において、広島・長崎の被爆者の訪問が大きな意味を持っていると実感できた交流でした。南米は世界で初めて非核地帯となった地域です。この場所で、彼ら自身も様々な問題を抱えていながら、共に「平和」という共通の目的に向かって歩んでいくために刺激しあえたことは非常に意味のある交流でした。

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(坂口理香)

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コメント

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    2010年にカストロさんとピースボートが対談されておられる頃から、応援しています
    といっても私はブログとフェイスブックを通じてみなさんの活動を、多くの国内外の人に伝えることしかできませんが。。
    世界中の多くの方に原爆の恐ろしさを伝えられている皆さんの活動を陰ながら応援しています

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