1.ヒバクシャ証言の航海

【報告】第6回ヒバクシャ地球一周 証言の航海「第1回東京オリエンテーション」が行われました!

4月10日に東京で行われた、「第6回ヒバクシャ地球一周 証言の航海」第1回東京オリエンテーション&交流会について報告します!

ピースボートの「おりづるプロジェクト」は、広島・長崎の被爆者の証言を世界に伝える活動をし、これまでに5回の「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」を実施し、計142名が世界を回りました。
今回のオリエンテーションは、今年の7月に出航する第6回目の航海の旅に参加される被爆者のみなさんが、東京に集まりました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
第6回目の「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加するメンバーが集まりました!

オリエンテーションでは、初めての顔合わせという事もあり、自己紹介やピースボートのスタッフの紹介がされました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
自己紹介では、名前や趣味などを紹介しました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
自己紹介をしている様子(左から、宮田さん・浅野さん・池田さん)

そして、ピースボートの団体や、おりづるプロジェクトのスタッフの説明をピースボートスタッフの川崎・古賀から話されました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
ピースボートの説明している様子。

それから、3つのワークショップを行いました。
お互いの名前を覚える為の、ワークショップや、三角形を作って船で企画をする時に大切になるポイントを学ぶワークショップ、1本の毛糸を使って一人一人がつながっていく大切さを知るワークショップを行いました。
    ピースボートのおりづるプロジェクト
トライアングルを作るワークショップの説明している所です。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
毛糸を使った”ウェビング”というワークショップをしている所です。

ワークショップでは、自然とあだ名を決めて行って呼び合ったりと、楽しい時間を過ごしました。

今回の航海のテーマは「継承」です。今日、被爆者の平均年齢は78歳を越えました。はっきりとした記憶のある被爆者は年々減り、被爆第一世代が直接の証言をできる時間は限られています。
川崎からは「今回は若い世代と共に「継承」を実践するとありますが、それは若者とだけでなく、このグループ内でも言える事だと思います。証言の経験が豊富な方と、これから被爆証言をチャレンジしていこうとしている方の中での「継承」も考えていきましょう。」と伝えられました。

オリエンテーションの後は、普段スタッフが働いているピースボートの事務所を見学しました。80回クルーズに乗船するスタッフとも会うことが出来ました。
    ピースボートのおりづるプロジェクト
ピースボートセンターとうきょうを見学する風景です

その後は、楽しい交流会!皆とあだ名で呼び合い、笑顔が絶えません。3チームに分かれてお互いの共通点をチーム内でどれだけ多く見つけられるかのゲームをしたりして、初めての交流会とは思えないほど、和気あいあいとした雰囲気で過ごせました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
皆さんと交流会をし、楽しい時間を過ごせました!

原爆投下から67年以上経ちましたが、世界にはいまだに約2万発もの核兵器が存在します。唯一の被爆国にも関わらず、原子力に頼り震災とはいえ起きてしまった、福島第一原発の事故。いまだに核の脅威から抜けられない悲しい現状があります。
世界中から日本が注目されている今こそ、原爆体験の証言を伝え、核がもたらす被害の実相を日本を含め世界の人々に知ってもらい、苦しみと過ちを繰り返さないために、一歩一歩進んで行くことが大切なんだと思えたオリエンテーションでした。

次回の第二回オリエンテーションは5月に広島で開催されます。
また、皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。

おりづるインターン 栗原 恵美

関連記事

  1. 橋爪文さん『新版 少女・14歳の原爆体験記』の紹介
  2. 大西洋上・船内でのおりづる活動
  3. 第2回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」プロジェクト参加者を紹介…
  4. 世紀の大成功〜言葉の壁を乗り越えたパペット〜 in プエルトケッ…
  5. 「非核特使」菅総理のブログに掲載!
  6. 長崎で第2回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」の記者会見が行われ…
  7. 朝日新聞連載「証言の航海」第6弾!
  8. 田上長崎市長と面会、帰国報告をしました。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP