こんにちは。
ピースボートインターンの鈴木です。
さて、今回は、2015年に行われた第8回おりづるプロジェクトの
メンバーが各地のメディアに活動を取り上げられているので
ご紹介しますね。
まずは、腹話術で被爆証言を行っている
千葉にお住いの小谷孝子さん。
小谷さんは6歳のときに広島で被爆しています。
大切な家族を失い、自分は生き残った罪悪感から
ずっと被爆証言はしていませんでした。
ですが、腹話術を教えてくれた師から被爆体験を語ることをすすめられ
悩んだ果てに、腹話術で被爆証言を行うことにしたそうです。
相棒は「あっちゃん」
なので、小谷さんはみんなに「あっちゃんまま」と呼ばれています。
パートナーのあっちゃんとともに、小中学生などを中心に
熱心な証言活動を続けてきています。
小谷さんは証言を通じて、
「現実に何が起きたのか、今何が起こっているのかを知って
核兵器を失くすためには?と考えてほしい」と語っています。
▼犠牲者の思い腹話術で語る
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/337026
千葉日報の記事
つづいて、広島にお住いの伊藤正雄さん。
広島カープがだいすきな伊藤さんはみんなから「まっさん」と呼ばれています。
伊藤さんは4歳の時に広島で被爆しました。
幼いながらに目に焼き付いた当時の記憶が頭から離れずにいるそうです。
自信も被爆者でありながら、広島市の伝承者育成事業に参加し、
第1期生として卒業されています。
伊藤さんは今回すてきな女性と再会を果たしました。
第8回おりづるプロジェクトにてノルウェーに寄港し、証言をした際、
その証言会場に来て下さった1人の女性教師ととても仲良くなり、
今回はその先生と、ノルウェーの証言を聞いてくれた日本語学級の生徒を連れて
伊藤さんたちに会いにきてくれたそうです。
資料館の案内や、碑巡りをしたあとに
核廃絶に関しての話し合いをしたそうです。
1年前の証言活動で作られた縁が、
こうして今でも続いているのはとてもすてきなことだと思います。
ノルウェーの先生と学生たちと記念撮影
そして最後は長崎にお住いの三田村シズ子さん。
とってもかわいらしい三田村さんは、
みんなから「しーちゃん」と呼ばれています。
三田村さんは3歳のときに長崎で被爆しています。
ごみや灰が降ってきたことは鮮明に覚えているそうです。
自信も大きな病気はしていらっしゃいますが、
一緒に被爆したお姉さん2人と被爆2世の娘さんが
全員30代で癌を発病し亡くなっています。
この経験から、三田村さんは放射能の危険性について考え
それを中心に被爆証言を行っています。
▼毎日新聞 今夏「継承者」募る
http://mainichi.jp/articles/20160409/ddg/041/040/004000c
毎日新聞の記事
船を降りてからも元気に活動している被爆者の方を見ると
わたしたちも励まされます。
そしてなにより、より一層がんばろうと思えます。
今後も、おじいちゃんおばあちゃんたちに負けないように
日々がんばっていきたいと思っています。
ピースボートインターン 鈴木慧南
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