10月6日にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞して20日が経ち、10月26日、ようやくピースボート共同代表でありICAN国際運営委員を務める川崎哲が広島のみなさんと喜びを分かち合うことができました!
今回の祝賀会の会場は、平和記念公園から徒歩5分程のところにある「ハチドリ舎」。南米アンデス地方に語り継がれるお話「ハチドリのひとしずく」に出てくるハチドリのように、想いを持つ人がつどい、つながれる場として今年7月にオープンしたばかりの素敵なカフェです。
急な呼びかけにもかかわらず、祝賀会には第1回から第10回まで歴代のおりづるプロジェクト参加者のみなさんが約40名も集まってくれました。
今回の受賞は、これまでひたむきに尽力されてきたみなさんの活動があればこそ。「みなさん、本当におめでとうございます。乾杯!」という川崎の合図に、会場全体が喜びの笑みに包まれました。
乾杯のあとには、第1回・第10回おりづるプロジェクトに参加いただいた田中稔子さんより祝福のメッセージとともに花束を贈っていただきました。
「受賞を知った時は涙が出ました。これからも核兵器のない世界に向けて自分のできることをしていきたいです」との田中さんの言葉に、大きく頷く姿が会場中に見受けられました。
つづいて、可愛らしいケーキのプレゼントに、川崎も思わずニッコリ。
さらに、第6回&第7回おりづるプロジェクトにユース特使として参加した二人から、素敵な音楽のプレゼントが贈られました。
曲は、現在シンガーソングライターとして活躍する瀬戸麻由さんが被爆者のみなさんと共に活動する中で感じた想いを歌にした「Colorful World」(作詞・作曲:せとまゆ)。
福岡奈織さんによる美しいヴァイオリンのハーモニーとともに、2人で思いを込めて歌ってくれました。
その後の歓談タイムでは、久々の再会に喜びのハグをしたり、証言の航海での思い出話に花を咲かせたりと、とてもあたたかい時間を過ごしました。
2008年におりづるプロジェクトを始めて来年で10周年を迎えます。これまで活動を続けてくる中で、みなさん、きっと辛いこと苦しいこともたくさんあったはず。今回のノーベル平和賞受賞は、そんな一人一人の頑張りに、思いがけず大きなご褒美をもらえたような、そんな気持ちになりました。
この喜びを新たな原動力として、また一つ一つ活動を積み重ねていきたいと思います。
※今回会場として使わせていただいた「ハチドリ舎」では、「『6』のつく日に、語り部さんとお話をしよう!」という企画をはじめ、様々なイベントを行っています。また、映画上映や講演会など自主企画の会場としても使えるようです。
広島を訪れた際には、ぜひ一度立ち寄ってみてください!
第6回、7回おりづるプロジェクト担当スタッフ 古賀早織
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