みなさん、こんにちは。
ピースボートスタッフの野口香澄です。
11月14日に長崎大学にて、ICANノーベル平和賞受賞記念講演が学生たちに向け行われました。
その名も「ノーベル平和賞受賞団体 ICANの川崎哲さんに聞く 国際NGOで働くとは」というものです。
会場には10代・20代の学生たちを中心に50名近い方々が聞きに来てくれました。
まず、始めに川崎から”ICANとはなにか””ICANとピースボートのつながり””ICANで川崎自身がどのような役割を果たしたのか”という話から始まりました。
※ホワイトボードの似顔絵が学生さんが描いてくれました。
核兵器は危険なものであると伝えることがピースボートの役割であり、核兵器禁止条約を作っていくのがICANの役割であるということを分かりやすく話をしてくれました。
その中でもNGOが国際的に政治を変える力が日本はとても弱いという話から市民が政治にどう働きかけていくかが大事と話しました。
その話を真剣にメモを取りながらみなさん聞いていました。
※真剣に話しを行く学生たち
次に4名の学生たちも招き、パネルディスカッションを行いました。
まず、パネラーの学生たちから率直な質問を投げかけられました。
例えば、大きな国(核保有国)を変えるために市民社会がやることはなにか、核兵器禁止条約をどう実効させていくのか、といった質問が相次ぎました。
様々な質問に対して共通すること。
それは「多くの人が問題を知り、伝えていくこと、市民社会のレベルで何が出来、何が、政府に対して話を聞いてもらえるために効果的なのか考えていくこと」でした。
また、核兵器禁止条約が核保有国に対しては厳しすぎるから賛同してもらえないのではないかという質問も飛び交いました。
次に会場に居る方々からの質疑応答の時間でした。
会場には高校生も多く参加しており、どういうきっかけでNGO活動に興味を持ったのかなどの質問が出ました。
※高校生も多く参加していました。
最後に会場の皆さん全員で記念撮影をし、講演会は終了しました。
※長崎大学の皆さん、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
また、メディアの方も多く撮影していただき、長崎のテレビでもその様子が放映されました。
※長崎テレビにて
長崎での2日間はあっという間でしたが、被爆者の皆様の熱気と次世代を引っ張っていく若者の考えに触れ合うことが出来、これからスタートを切った核廃絶の活動をもっと盛り上げていかなくてはいけないと思える旅でした。
ピースボート 野口香澄
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