3.核廃絶へのいろいろな動き

「映画 太陽の子」トークイベント「いまあらためて《科学者の社会的責任》を問う」

11月21日に長崎大学で行われたトークに、ピースボートの畠山澄子が登壇しました。このトークは、日本の原爆開発の史実を基に若い科学者の葛藤を描いた「映画 太陽の子」(監督・脚本:黒崎博)を題材とし、軍民両用技術(デュアルユース)や大学における軍事研究の問題などを含め、今の時代にあらためて注目が集まる「科学者の社会的責任」について、当時を知る科学者やこれからを担う若者とともに議論しました。

この度、その動画が公開されました!
https://www.youtube.com/watch?v=d1ikSXdcWr4

 

冒頭には、この映画の監督・黒崎博さんも登壇し、「被爆地長崎で、みなさんがどのような観点でこの映画を観るのか、緊張しました」と。そして、この数年間ずっとこのテーマで映画を作りたかったとも話しました。


この10年間あまり、おりづるプロジェクトを行ってきた畠山からはこのような発言がありました。

「76年経った今、こういう形で当時の人々の思いや感じていることを史実に基づいて表現されていて心揺さぶられました。
当然の感覚ですが、「建物疎開で家を壊されたくない、死にたくない、子どもを死なせたくない。」という感覚は改めて大切だと感じました。
この10年でたくさんの被爆者が亡くなっています。その中で今回のような映画がますます重要。
大学院で科学技術と社会の関係性を学んでいます。
中立と思われている科学が社会のあらゆる要素に影響されているということに関心を持って研究しています。
「戦時中は特に科学が中立であることがより難しかった。そもそも科学は中立なのか」と悩みます。
「科学が人間を超えていく」という最後のフレーズには、賛否もあると思うが、皆さんともぜひ話したいと思います。
映画の中で、「戦争が終わったらどうするの?」と若い女性が一歩引いて現実を把握して言い切るところは、現代に繋がっていくのではないかと思いました。社会の議論の中で、生活の実感をもった視点が入ることは、大切だと思います。」と。

改めて、生活と科学、そして戦争などについて考える良い機会となりました。

文:渡辺里香

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