3.核廃絶へのいろいろな動き

あれから5年—ICANノーベル平和賞授賞式の記憶を思い起こして

2017年、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞し、12月10日、ノルウェーのオスロで授賞式が行われました。オスロに向かう約30名の被爆者のみなさんを成田空港で見送り、ピースボートセンターでパブリックビューイングを見たあの日を、私は昨日のように覚えています。

あれから5年の月日が過ぎようとしています。
みなさんにとって、どのような5年間だったでしょうか。

核兵器禁止条約でいえば、一桁だった批准国の数が2020年10月に50カ国となり、2021年1月国際条約として発効、今年6月には第1回締約国会議が行われました。締約国会議では、核被害者が語る場が多く設けられ、被爆者のみなさんとともに、カザフスタンやキリバスなど被害者自身が意思決定プロセスの中心に立ちました。政府高官や専門家だけでなく、NGOや大学生が議論に加わるようになったことも事実です。核兵器禁止条約を語る人々は、自信を持って、行動しているように思います。

しかしいま、ウクライナでの戦争や、重なるミサイル発射という国際情勢のなか、世界は軍事拡大の方向性を打ち出しています。日本政府においても、防衛と言いながら軍事費を増やし、軍備増強にとりかかる勢いです。それではいけない。軍備には軍備を、と拡大していけば、核戦争にいたる可能性もあります。いま、その流れを転換するために、軍事化の先におこりうる非人道的な結末に立ち返る必要があります。

12月3日、5年前のノーベル平和賞授賞式で広島の被爆者サーロー節子さんが行ったスピーチを俳優の斉藤とも子さんが朗読するオンライン・イベントを行います。

朗読をしてくださる、俳優の斎藤とも子さん

節子さんと一緒に船に乗ったピースボートの澤田かをりが進行し、川崎哲も登壇いたします。子どもたちを対象とした感想文コンクールも行います。平和について、改めて考える機会になればと思います。みなさんのご参加をお待ちしています。

12月3日:ICANノーベル平和賞受賞5周年企画 光にむかって~核兵器のない未来へ~
https://hikarinimukatte.peatix.com/
https://peaceboat.org/43884.html

感想文コンクール


【応募資格】
9歳以上~18歳以下(応募時点)
【募集期間】
2022年12月3日(土)~2023年1月9日(月・祝)
詳細はこちらから☞ https://peaceboat.org/43875.html

サーロー節子さんからのメッセージhttps://youtu.be/-FjX0SSyodg

斉藤とも子さんからのメッセージhttps://youtu.be/WLSx70qYsr4

文:松村真澄

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