3.核廃絶へのいろいろな動き

感想文コンクール大賞「広島への旅2023」

昨年12月3日、ICANノーベル平和賞受賞5年を記念して、オンラインイベント「光にむかって~核兵器のない未来へ〜」を行いました。授賞式での広島の被爆者サーロー節子さんが行ったスピーチを俳優の斉藤とも子さんが朗読し、サーロー節子さんご自身からのメッセージも紹介しました。(イベントの紹介ページはこちら:https://hikarinimukatte.peatix.com/ )

感想文コンクール

このオンラインイベントでは、多くの学生のみなさんに視聴してもらい、感じたことを文章で表現してもらうべく、感想文コンクールを実施しました。200近い応募が寄せられ、大賞には、千葉県の高校生・前田実香さんの作品「わたしたちの光」が選ばれました。被爆者のみなさんの痛みを想像し、自分事として受け止め、動いていく意欲を綴っています。

感想文コンクールの結果発表はこちら(前田さんの作品も読めます):https://peaceboat.org/44731.html

 


コンクールの大賞受賞者に贈られたのは、「広島への旅」

4月22〜23日、その「広島への旅」が実現し、高校2年生になった前田実香さんは広島で学び多き充実の2日間を過ごしました。情報が多いプログラムになりましたが、まっすぐに見つめ、ひとつひとつ丁寧に考える前田さんの姿には素晴らしいものがありました。

伊藤正雄さんの案内で巡る平和公園・資料館


1日目は、おりづるプロジェクトでも一緒に活動していただいている伊藤正雄さんによる広島平和記念公園・資料館ガイドツアー。混雑のなか、前田さんは被爆遺品が伝えようとしていることに、ひとつひとつ耳を傾けているようでした。見学が終わると、Social Book Cafe ハチドリ舎にて、伊藤さんの証言を聞きました。幼い伊藤さんが見たもの、青年期の心の動きは、自分事のように受け止めているようでした。

廣谷明人さん同行の見学


2日目の行程には、HOPEプロジェクトの廣谷明人さんに同行いただき、袋町小学校平和資料館、縮景園と広島城の被爆樹木、そして被爆を生き抜いた楽器「明子さんのピアノ」を尋ねました。吹奏楽部の部長を務め、高校入学までは日々ピアノに触れていた前田さんは、「明子さんのピアノ」のお話を食い入るように聞いていました。自分の経験と重ね、音楽の可能性についても再認識したようでした。

「明子さんのピアノ」に触れ、学ぶ前田さん

すべての行程を終え、お友達、ご家族に広島のお土産をたくさん買った前田さんは、元気に広島を後にしました。多感で、未来について考える高校生。ぜひ次は仲間を連れて広島を訪れてほしいと思っています。

(ピースボート まつむらますみ)

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