1.ヒバクシャ証言の航海

ニューヨーク報告⑥ ピースボート主催分科会にて被爆証言

5月24日、ピースボートは、ヒバクシャ・ストーリーズ・プロジェクトやBANgと協力して実施したNGO分科会を開催しました。会場には塚本美知子さん、盆子原国彦さんのほか、笹森恵子さん、サーロー節子さん、村上啓子さんも参加し、貴重な集いになりました。

まず、ピースボート共同代表の川崎哲さんから、現在第3回を数える「ヒバクシャ証言の航海」の取り組みについて説明があり、エリカ・バニャレロ監督のドキュメンタリー映画「フラッシュ・オブ・ホープ」英語版の上映が行われました。映画の終了後はすごい拍手で、参加者からは「非常に大胆で意義深い活動だと思う」「自分達の団体のイベントでも上映をしたい」など、感嘆の声が上がっていました。

ピースボート ヒバクシャ地球一周 証言の航海-NY11

小休憩後、軍縮教育家キャスリン・サリバンさんによって、いつも学校での証言活動の前に用いるという短いグループワークが行われました。参加者はペアになり、まず聞き手・話し手になる順番を決めます。そして「わたしが生きていてよかった!と思うこと」「子どものときに前向きな影響を受けた人や場所」「もし無限の権力と資源があったら核廃絶のために何をするか?」の3つについて順に共有しました。いわく、この活動を通して感謝の心と聞く姿勢、そして創造性を養い、より良い被爆証言の受容に導くとのことでした。たしかに、この活動によって、参加者同士が一気に近くなったような、フレンドリーな空気になった印象を受けました。続いてその中で語られた盆子原さんと塚本さんの被爆証言は、より他人事ではないように響きました。

(小松真理子)

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