2024年_ヒバクシャ地球一周(Voyage117)

「ヒロシマへの誓い」を船内で上映しました

広島で被爆し、その後、自身の人生の大半以上に渡り核兵器廃絶の活動を続け、その道を先導し続けてきたサーロー節子さん。カナダ在住の今も、世界各地へ被爆証言とともに核兵器廃絶を訴えています。
2017年に核兵器廃絶国際キャンペーン(通称:ICAN)がノーベル平和賞を受賞した際にはヒバクシャ代表として授賞式でスピーチをおこない、発せられる力強い言葉に多くの人が胸を揺さぶられ、核廃絶への士気を高めました。

そんなサーロー節子さんの活動の原点と、ノーベル平和賞受賞スピーチにいたるまでのエピソードを4年に渡り撮影したドキュメンタリー映画「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」の上映会をVoyage117船内で実施しました。英語日本語の両方で視聴することができるこの映画は、国籍問わず多くの人が訪れ会場はほぼ満席となりました。
上映後には自然と会場内に拍手が起こり、「この映画を自主上映したいのですが、どこでDVDを借りれますか」という問い合わせや「この映画を観て決めました。下船後は核廃絶に関わる団体に就職することにします」と決意した若者のエピソードが、企画担当スタッフへと寄せられました。

 

被爆者の想いが言葉の壁を越える

サーロー節子さん著書

 

会場入り口では、サーロー節子さんの著書である「光に向かって這っていけ – 核なき世界を追い求めて」(岩波書店)を販売。多くの方が手に取り購入していきました。
そんな物販コーナーで担当スタッフの印象に残る出来事がありました。来場していた方の退室も、書籍を購入する方の列も落ち着き片づけを始めていたころ「まだ買えますか?」と一人の方がかけてきました。その方は台湾から乗船し現在日本語を勉強中の方だったのですが「映画を観て、サーロー節子さんのことも核廃絶のことももっと知りたいと思いました。この本を買いたいけれど私でも読めるかな」と。少し悩まれたあと「勉強しながらゆっくり読むことにします!」とスタッフに声をかけ本を購入していかれました。
その姿はまさに(ヒバクシャの)核廃絶への想いが言葉の壁を越えた瞬間だったと、担当スタッフは言います。

(左から)竹内道さん、長門百音さん、「ヒロシマからの誓い」の監督スーザン・ストリクックラーさん

本映画のプロデューサーである竹内道さんとは、ニューヨークでのおりづるプロジェクト活動にてお会いしました。おりづるユースのミキはニューヨーク在住という共通点があり、船内や寄港地でおこなってきた活動の報告をしたり、道さんとサーロー節子さんとのエピソードを伺ったりと話が盛り上がっていました。

(文:橋本舞)

関連記事

  1. 9条プレートを世界に
  2. デッキにて記念撮影 ピースボートVoyage117始まりました!
  3. バンクーバーで人道的軍縮について考える
  4. 漫画「はだしのゲン」を寄贈頂きました!
  5. 核兵器を廃絶した南アフリカで平和構築について考える
  6. カルタヘナ~核兵器禁止条約への署名から批准に向けて~
  7. 誰もがみんな、放射能を浴びる風下住民
  8. 核保有国フランスで市長、市議、学生と語りました(フランス前編)
PAGE TOP