14日から16日まで、2泊3日で長崎に行ってきました。
今回は土曜日にアジアピースネットワークのシンポジウム「長崎・広島から世界を変えよう」 、
そして、日曜日には高校生一万人署名活動のOB会「ピース89」の発足式と
3年生(第8期生)を送る会にお邪魔してきました。
土曜日のシンポジウムでは広島と長崎の若者連携が話し合われました。
今まであまり交流がなかったという事実を改めて知らされてびっくりした面もありましたが今後、うまく協力してやっていってほしいなと思いました。
また、このイベントにはヒバクシャ地球一周に参加されていた被爆者の方も10名弱いらっしゃいました。
みなさんお元気な様子でなによりでした。
また、ピースボートでの体験についてシンポジウム中に発言された方もいらっしゃいました。
さて、長崎では11年前から高校生平和大使という取り組み、
8年前からはその高校生平和大使の意志ではじまった高校生一万人署名運動がずっと行われています。
この二つの取り組みについては知っていたものの
実際に活動している高校生の生徒たちとあうのは初めてでした。
見ていてまず感じたのは本当に温かい雰囲気。
ともに同じ目標をめざし活動していく中で培われた仲間に対する友情と思いやり。
それを一生懸命に支える地域の人や学校。
被爆者の方も、「こうやって若い人たちが受け継いでくれるのはうれしい」と応援していました。
やはり自分たちのやっていることが支えられていると感じられるというのはとても大事ではないでしょうか。
そしてもう一つは若者にきちんと受け継がれているヒバクシャの思いでした。
高校3年生の卒業式ということで一人一人が今までの苦労や体験をふまえ、核廃絶や平和への思いを語っていました。
その中には最初は全く興味がなく、友達についてきただけという人、
被爆3世でもないけれど長崎市民として何ができるか考えている人、
先輩にあこがれて活動を始めた人・・・
本当様々な人がいました。
でも誰もが活動に関わる中で自分なりに活動する意義、
伝えたい思いがどんどん強くなっていったようです。
そして活動の幅が広がれば広がるほど知らないことが多いことに気がつく。
韓国を訪れた人、フィリピンを訪れた人、
それぞれが新たな発見に驚いたことをはなしてくれました。
「細く長く」「継続は力なり」
この二つをモットーに長崎のみなさんは今後も一生懸命平和と核廃絶のためにやっていくのだと思います。
やはり長崎は思いの強い地です。
団結力と思い、この二つを武器に、常に外に目を向けながら今後もがんばってほしいと思います。
(文:畠山澄子)
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