1.ヒバクシャ証言の航海

船内にて12時間おりづる企画を開催しました!

2月21日(月)、寄港地の合間をぬって、「みんなで知ろうおりづる!」企画が行われた。12時間かけてみんなで折り鶴を折ることを通して、おりづるプロジェクトの活動を船内に広く伝えようという企画だ。ただ折り鶴を折り続けるだけではなく、核兵器初級編講座、原爆に関する紙芝居、おりづるパートナーによるおりづるプロジェクト紹介、被爆者の方々と気軽にお話できるおりづるカフェなど、いろんな企画も付随して行う。8階フリースペースがおりづるづくしの一日になった。

$    ピースボートのおりづるプロジェクト-12時間おりづる
参加してくれた一般参加者の方々と

「おりづるプロジェクトは、折り鶴をずっと折ってるだけじゃないんです!」とアピールすることも、今回の企画の大きな目的の一つ。折り鶴を折る会場に資料を展示したり、ドキュメンタリーを流したりと工夫をこらしつつ、被爆者の方と参加者のみなさんの距離が少しでも縮まることに力をいれる。核兵器の問題は昔の話ではなく、今現在にまで続く苦しみを生みだしたものであり、また現在世界が抱えている危険性そのものの話であることを、みんなに知ってもらいたい。企画段階からいろんな人が意見を出し合い、みんなで企画を作り上げていった。
そして迎えた当日。朝から少しずつ人が増えていき、折り鶴ブースは次第に盛況に。以前から折り鶴を提供してくださっていた人だけでなく、折り鶴を初めて折る人や英会話プログラムの先生も参加して、折り鶴の箱がすぐにいっぱいになった。小さな机を囲んで作業をしながら、被爆者の方と気軽に話すこともできる。初めて身近で証言を聞けたという人、GET(Global English Training。船内の英語教室)の先生に折り鶴を積極的に教えてくれた人、紙芝居を聞いて涙ぐんでいた人、自分の戦争体験思いだすきっかけになったという人。人によって接し方や受け取り方は様々だが、おりづるプロジェクトと参加者との距離が縮まる場面をたくさん見ることができた。結果的に集まった折り鶴は2400羽あまり。今回できた人と人とのつながりを、これからの船内での活動につなげていきたいと強く感じた。(おりづるパートナー・瀬戸麻由)

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