1.ヒバクシャ証言の航海

ジュネーブにて国連軍縮本部訪問

アウシュビッツでホロコーストについて学んだ後、私たちは国連欧州本部があるスイスのジュネーブを訪れました(3月12日(土)-14日(月))。日々、地震・津波そして原発事故が連日報道されるなか私たちピースボートは、日本政府との共催の証言会を3月14日(月)に国連内で開催しました。
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私たちは、アウシュビッツから一路、国連軍縮本部があるジュネーブへと飛びました。2日間の滞在中、さまざまな活動を行い、核廃絶を訴えてきました。
まず、ジュネーブ元市長さんを表敬訪問。ジュネーブは政治的に活発な地域で、(スイス全体では原子力発電所があるが)ジュネーブは原子力を禁止している。2015年までには、化石燃料を使わず、自然エネルギーに変換できるよう技術を開発しているとのこと。頼もしい政治家がいらっしゃる国です。
夕方、NGO(武装反対・兵器をなくす運動)メンバー主催の証言会が開催され、100人以上集まる中、末永さん、阪口が証言を行いました。末永さんの証言は参加者の心に残るものでした。
翌日は日本政府とピースボートの共催で、パブリックミーティングが国連欧州本部で開催され、各国大使や日本大使館関係者など100人以上が出席していました。

    ピースボートのおりづるプロジェクト-ジュネーブ国連軍縮本部にて

須田日本大使がまず開会の挨拶を行い、川崎さんが趣旨を述べた後、福島原発事故がメルトダウンの状況であることを報告しました。すると津田日本大使が、政府発表について言明し、メルトダウンはまだ確定していない、建物が爆発しただけだと改めて訂正、スイスだから情報が届いていないわけはないし・・・ちょっと怒りがこみ上げました。
そして平井さんがご自身の被爆体験とアウシュビッツにおけるドイツの青年との交流について話されました。阪口はグローバル・ヒバクシャ・フォーラム提言について発表した後、日本の原発事故についてあえて言及、原子力の安全神話は崩壊したと指摘、エネルギー政策の転換を訴えました。キャスリン・サリバンさんはおりづるプロジェクトメンバーを紹介。最後に「地震は止められないが、原発は止められる」と訴えました。
各国から地震災害への同情と援助の言葉をいただきました。メキシコやエジプト、アイルランドなどが、核軍縮に積極的な姿勢だったことも印象的でした。原発事故直後という緊張した雰囲気のなか、日本のヒバクシャの証言が果たす役割や、放射能の影響が過去のものではなく、今も続いていることや未来世代にも影響を与えることを伝えられるタイムリーな証言会だったと思いました。(長崎被爆二世・阪口博子)
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■後記
3月14日の国連欧州本部での証言会に代表を派遣した国は、ピースボートが確認した範囲では、以下の19カ国を含みます。(★印は大使が出席)

1.オーストラリア
2.ブラジル★
3.エジプト
4.エチオピア
5.ドイツ★
6.グアテマラ
7.オランダ★
8.バチカン
9.インド★
10.アイルランド
11.イタリア
12.メキシコ
13.パキスタン
14.ポーランド
15.ロシア
16.スペイン
17.スウェーデン
18.トルコ
19.アメリカ合衆国★

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