1.ヒバクシャ証言の航海

長崎・田上市長と面会!「若い人が関われる場を」

広島に引き続き、5月29日には長崎市役所にて田上市長と面会をしてきました。

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田上市長と面会

まずは今クルーズの長崎被爆最高齢である喜多村隆昭さんにご挨拶をいただきました。喜多村さんからは、世界を回ってさらに証言をすることが必要とされていることを感じたとお話しをされました。

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田上市長に被爆者の役割について語る喜多村さん(写真奥左から2番目)

原口貞夫さんは、広大な土地が汚染されたチェルノブイリ原発を目の当たりにしたことを振り返りながら、国土の狭い日本ではなおさら原発を使うことはやめた方がよいと感じたとお話しされました。

また、今回被爆者最年少で乗船された小川さんは、3ヶ月かけて他の被爆者から学び築いたご自身の証言をインドとシンガポールでしたことを振り返りました。特にシンガポールでは「日本が犯したアジアへの加害の問題を意識しドキドキしながら会場へ向かったが、現地の学生たちが熱心に耳を傾けてくれたことが非常に嬉しかった」との語りました。

田上市長はみなさんの感想を聞き「海外で話をするとき、被爆者の話には力があると思う。このような活動をまさにやっていかなければならない。NPT準備会に参加をしていても思うが、今こそ手を抜いてはいけない、力を抜いてはいけない時代にきている。今後もご活躍を期待しています」とお話しされました。また船内で多くの若者が被爆者と関わったとの話を聞き、「証言することは子どもたちの想像力を手伝うということ。(長崎でも)そのように証言を聞いて関心をもった若い人々が少しずつでも関われる活動の場をつくれたら」ともおっしゃっていました。

被爆者の高齢化に伴い、頭を抱えてしまうのは継承の問題です。戦後生まれの若い世代がどのように被爆者の証言を自分たちのものとして受け取り、生かしていくのか。現段階では日本に住んでいても、そして証言を聞く場があっても、そこに足を運ぶ若者が少ないのが現状です。たとえ若い世代が証言を聞いたとしても、その後自分の問題として捉え、動き出す人は本当にわずかなように思います。しかし、時間はありません。今後も広島市や長崎市、そのほか様々な団体や多くの人々ともに、この問題に積極的に取り組んでいかなければと感じます。

そんなことを感じた市長面会の後には、多くの記者がこのプログラムに関心を持ち、取材ををしてくださいました。記者会見後も、被爆者一人一人にインタビューをする様子が見受けられました。

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記者に対し思いを話す山田一美さん(写真奥右)

インタビューがようやく終わるとおりづる被爆者の皆さんは、市長面会と記者会見という大役が終わったことから開放感に包まれた様子でした。その後は、みなさんお勧めの中華料理屋さんに向かい、一緒においしいランチをいただきました。

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おりづる被爆者のみなさんのお勧めの中華料理屋さんに

ランチの時には広島同様、船内での出来事や寄港地での証言会の話など、思い出話に花が咲きました。とにもかくにも、皆さんお元気そうでなによりでした。

8月8日には長崎で報告会を予定しています。被爆者のみなさんの生の声を多くの方にお届けできたらと思います。詳細が決まり次第、広島での報告会(8月5日)と合わせてお知らせしますのでお楽しみに。

それでは、第5回参加被爆者・長崎のみなさん、本当にお疲れ様でした!!!

(ピースボート 上泰歩)

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