3.核廃絶へのいろいろな動き

【報告】平和市長会議が閉幕しました

みなさん、こんにちは。
おりづるインターンの鈴木 俊平です。

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3日間続いた平和市長会議も閉幕。川崎代表(最右

「核のない世界」の実現に向けて各国の市長が集結した平和市長会議も
8月5日の今日をもちまして閉幕しました。

最終日であった5日には、ピースボート共同代表である川崎 哲(かわさき・あきら)も
NGO関係者として出席しました。

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発言する川崎 哲(かわさき・あきら)

川崎代表は今年3月にノルウェーのオスロで
「核兵器の人道的影響に関する国際会議」にあわせて開催された
市民社会フォーラムについて言及いたしました。

また「核」に対する日本政府の対応への懸念やNGOを含めた市民団体の重要性についても
触れ、このような会議の存在意義を改めて強調しました。

核の抑止力が主張される背景には、核を持つことへの価値観を与えているという
コーディネーターの中村 桂子(なかむら けいこ)さんの発言には会場の多くの
方が納得したのではないでしょうか。

締めの言葉は、湯崎 英彦(ゆざき・ひでひこ)広島県知事からされ
広島県が、核のない平和な世界を実現するためにアクションを続けていくことや
被爆者の方の体験を代わりに伝えていく「伝承者」の制度についても言及されました。

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湯崎 英彦(ゆざき・ひでひこ)広島知事

平和市長会議は現在、世界157カ国・地域5,712都市の賛同を得ています。原爆が投下された
唯一の国である日本で、このような会議が開かれるということに非常に意義があるのだはないでしょうか。

世界中の国から「核のない世界」を目指し英知が集結する会議に参加させていただいたことに
非常に感謝するとともに、これからも おりづるプロジェクトは被爆者の方々とともに
核のない平和な未来へ世界が向かうようにメッセージをお伝えしていきます。

8月6日は日本にとって、また世界にとって「核」の問題を
そして被爆者の方々の苦しみ、辛さ、どうしようもないもどかしさを
改めて考え、寄り添う場でもあると思います。

戦争も、ましてや原爆も経験したことがない世代がどうやって継承していくのか、
1人1人の答えを見つけられる日になればと思います。

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折り鶴によってかたどられる「平和」の文字

(おりづるインターン 鈴木 俊平)

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