1.ヒバクシャ証言の航海

【本船より】8月3日、インドでの証言会の報告

みなさま、こんにちは。本船より第6回「証言の航海」のレポートです。
本日は、8月3日にインドで証言会を行ったときの様子を報告します。

午前中は、コーチン市を観光しました。豊かな水、ココヤシ、ゴム林など緑いっぱいの風景、そして気さくな人々。同じインドでも、私たちが訪れた南インドのケララ州は、低い経済成長の中でも地域の特性や活力を生かし、持続可能な社会を目指している地域です。また、証言会を行ったコーチン市は約6年前にピースボートの働きかけにより平和市長会議に加盟し、現在はインド国内において平和市長会議への加盟の促進を促しているリーダー的存在です。

    ピースボートのおりづるプロジェクト
豊かな自然あふれる南インド、コーチン市

インドの伝統的な料理を食べ、ヒンドゥー教寺院やユダヤ人街など、多様な文化が豊かに混じり合う市内を観光したあと、証言会場へ。

今回の証言会は、地域活性化に力を注ぐ地元市民の皆様の受け入れのもと、ヒンドゥー教寺院内にある大きなホールで行いました。地元の教職者や宗教指導者などにあわせ、約200名ほどの子供たちが集まってくれました。

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証言会には、たくさんの人が来てくれました!

証言者は5歳のときに長崎で被爆した宮田隆さん。当時、5歳の少年の眼に映った原爆の被害、長崎の街や人々の様子を、大きなスクリーンに写真を写しながら証言。そのうえで、核保有国であり、原発政策を推進しようとしているインドにおいて、核なき世界を訴える意義を語りました。

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証言者は長崎で5歳のときに被爆した宮田隆(みやた・たかし)さん

「私たち被爆者は3.11の福島原発事故以降も原発再稼働、原発輸出を主張する日本の政治指導者、そして核保有国インドの政治指導者に呼びかけます。命を奪う戦争・核の保有・原発推進は絶対に止めてください。昨日と同じように今日があり、穏やかな今日が明日であるように、平凡な安全・安心できる日々でありますように。 私たち広島・長崎の被爆者は、核兵器廃絶とともに、膨大な軍事費を人々の生活向上、教育、福祉に回すように訴えます。コ―チンの皆様と手をつなぎ先ずはアジアの平和実現に努力いたしましょう。」

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証言をしている宮田隆さん

証言の最後には、ケララの地域づくりの取り組みに敬意を表した上で、宮田さんご自身が地元で携わっている長崎県小浜市の温泉熱発電の取り組みについて紹介し、証言を終えました。

続いて、当日、8月3日付けで外務省より「ユース非核特使」として委嘱された瀬戸さんのスピーチ。宮田さんの証言を受け、原爆と原発の関係にふれたうえで、これからの地域作りのあり方について次のように述べました。

「地域を豊かにすることに一生懸命取り組めば取り組むほど、その大切な場所を一瞬で奪う核兵器や原子力発電所に脅威を感じています。だからこそ、それぞれ自分の地域を大切にしている私たちが協力して、このグローバルな問題に取り組む必要があるのではないでしょうか。」

証言後には、ベネズエラの青少年オーケストラ「エルシステマ」のメンバーよりコンサートを行いました。言葉や文化は違えど、平和を願う気持ちは同じ。会場の子どもたちも、とても楽しそうに演奏を聴いていました。

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証言会後行われたエルシステマのコンサート

会終了後は、みんなで交流会。「核なき世界」に向けた意見交換を行うと同時に、地元の子どもたちとの交流に、おりづるのメンバーもとても有意義な時間を過ごすことができました。

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証言会後、子ども達に囲まれる宮田さん

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証言会に来てくれたお母さんと

~市内観光の様子をご紹介~
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市内を地元タクシー「トゥクトゥク」で移動

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ユダヤ人街を散策

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伝統的な漁法・チャイニーズフィッシングネット

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地元でとれたエビ

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ジェクト
みんなでインドの伝統的料理を堪能!

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みんなで集合写真

(ピースボート 古賀早織)

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