3.核廃絶へのいろいろな動き

【映像】『原爆は人間として死ぬことも生きることもゆるさなかった』

こんにちは!インターンのエバンズです。

今日は先日わたしが強く心を打たれた映像作品の紹介をさせていただきます!

今まで広島・長崎、原爆に強い興味はあったものの、実は実際に”証言”というものを聞いたことがなかったわたし。
今回この「おりづるプロジェクト」に携わらせて頂くこととなり、紹介して頂いたこの作品を見て、大きな衝撃を受けました。

リンクはこちら↓


パート1/4:岩佐幹三さん(広島、1.2㎞で被爆)の証言
「母が生きながらにして焼け死ぬのを 見殺しにして逃げた」


パート2/4:越智晴子さん(広島、1.7㎞で被爆)の証言
「あの日から今日まで 心と体に重い十字架を背負って生きてきた」


パート3/4:人間にとっての極限状況



パート4/4:二度とだれにも味わわせたくない

*英語バージョンのビデオはこちらから ーEnglish Version.

知っていると思っていた、原爆の引き起こす被害や悲劇。その本当の姿を、わたしはこの映像を通して初めて知った気がします。

ノーモア・ヒバクシャ ー記憶遺産を継承する会ー」と「日本原水爆被害者団体協議会」により制作されたこの作品は、被爆者の方々が証す原爆の反人間性シリーズの第一弾。“核兵器は人間と共存できない”というメッセージが原爆の被爆者自身が語ったことば(手記、証言)や描いた絵­によって描かれていて、彼らの「伝えてきたい」という強い想いが感じられます。

”被爆者にとっての「使命」――それは、原爆を、身を以て体験した人びとが誰一人居なくなった後も、「核の時代」に生きるすべての人びとによって受け継がれなくてはならない。バトンの継承がとぎれるとき、人類の未来への存続も潰えかねないからである。”
ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産の継承センター ~基本構想~より一部抜粋)

私のように、興味はあっても今まで証言を聞いたことが無かった人にとって、とても分かりやすく被爆者の方々のメッセージがまとめられた作品になっていると思います!
36分の作品ですが、4つのパートに分かれているのでお時間のある時にパートごとにでもどうぞ。

教科書などでは学ぶことの出来ない原爆の実態。
伝えていけるのは他の誰でもなく、被爆者をはじめとした私たち人間一人一人なんですね。
あれから70年になる今年、「もう過去のことだ」と思わず、「今だからこそ伝えられることを途切れることなく未来に伝えていきたい」。そう思ってくれる人が一人でも増えることを願い、私もこのプロジェクトをこれからもサポートしていきたいと改めて思いました。

(ピースボート・インターン:エバンズ 亜莉沙)

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