1.ヒバクシャ証言の航海

平和を築き上げる国@コスタリカ

みなさん、こんにちは。

ピースボートの野口香澄です。

726日はコスタリカのプンタレナスに寄港にしています。

 

コスタリカは平和や軍縮に熱心な国として有名であり、「軍隊を持たない国」として知られています。そんな国は今月77日に核兵器禁止条約に批准をした国です。

また、核兵器禁止条約の交渉会議でもエレイン・ホワイト大使が議長を務め、条約を制定するにあたり中心に動いてきた国です。

 

今回はコスタリカ最大の私立大学、ラティーノ大学にて証言会を行いました。

大学に行く前に首都サンホセにて車窓観光をしていた中でカフェに立ち寄りました。

コスタリカコーヒーに舌鼓をしている中で、お店の店員さんに「どういう人たちですか?」と聞かれ広島・長崎の被爆者であると話をしました。

すると、とても驚きぜひ記念撮影をということで記念撮影をしました。

平和にとても熱心であるということで、被爆者であると話しただけでどういうメンバーなのかが分かる市民はすごいなと感じました。

 

さて、今回訪れた大学は約3万人もの学生が通う大学です。10個のキャンパスがあり、70の学部がある大学です。

そこには学部長や副学長など私たちを受け入れてくれる先生たちがいました。

水先案内人であり開発研究国際センターの会長理事をしているJorge Nowalski(ホルヘ・ノワルスキー)さんも今回私たちを受け入れてくれた立役者です。

 

最初にラジオインタビューを行いました。

放射能の影響や南米以外の国々(アジア・ヨーロッパ)の活動での印象について聞かれていました。

みなさん、少し緊張した面持ちでしたが

 

インタビューを終えると昼食を取りました。

学長と共に昼食を食べました。

PBがどんな団体なのか、ラテンアメリカの中でどういう国に行ったことがあるのかなど話をしました。

次にTV取材です。

このTVは日本でいうとNHKほどの影響力があるといいます。

みなさん、コスタリカデビューをしました。

次に証言会です。

200名ほどいる学生たちの中で証言会を行いました。

証言が終わった後の質疑応答では様々な質問が出てきました。

・核保有国がいる中で、市民が出来ることは何ですか?

・今の世界に満足していますか?

・被爆者にとって「許す」意味とは?

・差別と偏見があったという中で偏見を捨てるためにすべきことはなんですか?

・どうやって平和を作っていくのか?

 

被爆者の話を通して学生たちがとても熱心であるということが分かりました。

 

南米ではキューバに始まり、多くの国々で大歓迎を受けました。

なぜ、こんなにも被爆者の存在がフューチャーされるのか。

ゲバラの影響もとても大きいと思いますが、なによりもラテンアメリカは内戦や独裁政権などで自由を求めて立ち上がり続けた国々だからだと思います。

“自由”を求めるために多くの犠牲も払い国民が傷ついたことがあるのだと思います。

73年前の戦争時で傷つきながらも立ち上がり、核廃絶を訴えている被爆者を同志だと思うのだと思います。

この熱意に私たちも答えていきたいと思いました。

ピースボート 野口香澄

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