3.核廃絶へのいろいろな動き

「私は韓国人」 80の決心

2014年、第83回ピースボートで行われた第6回ヒバクシャ地球一周 証言の航海に参加してくださった李鐘根(イ・ジョングン)さんが毎日新聞に大きく取り上げられています。

タイトルは「私は韓国人」 80の決心です。

日本統治下の朝鮮半島から渡ってきた両親のもと、日本で生まれた李さんは家の外では日本名を使い、日本で教育を受けたという自負があり戦争中の日本軍の攻撃に胸を躍らせ「日本人」になりたいと思っていました。家では母語を話すよう命じた父に逆らって日本語を話したりするも、朝鮮出身であると知られるといじめや差別を受け、就職も日本人が経営する会社では就職先が見つかりませんでした。両親の気持ちも考え、日本国籍は取得せず本名も明かさず生きていました。

ところが、2013年のおりづるプロジェクトに参加するにあたり、在日韓国人ヒバクシャであることを明かし体験を語ることで、始めて自分の過去に向き合うことになりました。

そして日本が朝鮮を植民地支配したこと、自分が日本で生まれたこと、それ故に本名を隠して日本名を使わなければならないこと、そして広島で被爆したこと、、、、

「日本名ではなく、李鐘根だからこそ、戦争、そして差別のない世界を切に願う気持ちが伝えられる」と信じて、被爆証言をする時は日本の「被害」と共に「加害」についても会えて触れて話すのだそうです。

李さんの80歳を超えてからの決心を尊敬しつつ、心を共にしたいと思いました。

2019夏 語るために通名捨てた 李鐘根さん(90)
https://mainichi.jp/articles/20190801/ddn/041/040/012000c


ピースボート 渡辺里香

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