ロシア・ウラジオストックをあとにした私たちは日本に戻り、北海道の小樽を訪れました。 小樽少年少女合唱団の方々を迎え、また見学会に訪れた多くの小樽の方々にもコンサートに来て頂きました。
バイオリニストのガリーナ・グレベニウクさんと香田早智さんが明子さんのピアノ、パルチコフさんのバイオリンで演奏して下さいました。
ピースボートの川崎哲よりこの日本一周クルーズの概要と、8月6日9日被爆地を訪れ、また各寄港地にて地元の方々に被爆ピアノとバイオリンの奏でる音楽を聴いてもらうことの意義が説明されました
被爆ピアノの所有者であるHOPEプロジェクトの二口さんは優しく語りかけるように、このピアノがどうやって生き残ってきたのか、そして明子さんがどんな女の子だったかを教えて下さいました。
そして、今回の目玉は小樽少年少女合唱団でした。 「気球に乗ってどこまでも」やオリジナル曲など、全4曲を披露して頂きました。
隣りの人と手を繋げばきっと仲良くなれる。隣りの人の手のぬくもりを感じれば、なにも違わないと分かる
子どもたちが明るく元気に歌う曲に、まさに大人たちがいま忘れている「人間として大事なこと」がちりばめられていると感じました。コンサートに来てくださったご年配の方々が隣りの方と言われるがまま手をつなぎ、音楽の先生の指示で手を振っているのを見ると、なんだかとても暖かい気持ちになりました。
おりづるユース 安藤真子
<掲載メディア>
2019/08/16 NHK(北海道)
原爆の記憶伝える“被爆ピアノ”
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190816/7000012821.html
2019/08/20 NHK札幌放送局
小樽港に響く被爆ピアノ【芳川隆一】
https://www.nhk.or.jp/sapporo/caster/r_yoshikawa/slug-na70f3b722aa0