3.核廃絶へのいろいろな動き

タピる?映える?核廃絶する?~2020年、オリンピックと一緒に被爆75年を考えよう~

ピースボートスタッフの松村真澄です。
2月21日から25日にかけて、川崎とともに、今年最初の広島・長崎訪問を行いました。その様子を、ご報告します。

 

【2/24 長崎】
Peace Caravan隊との共催イベント「タピる?映える?核廃絶する?~2020年、オリンピックと一緒に被爆75年を考えよう~」には約40名が参加しました。長崎大学の入江和祈さんによるPeace Caravan隊の活動紹介では、「長崎県の学生の92%が平和教育を受けている。一方、75%が核兵器は廃絶できないと思っている」というアンケート結果を発表しました。東京オリンピックが迫る中、「今、世界は平和なのか」という光岡華子さんの問題提起に、川崎さんは「社会は歴史的に見ると、市民の運動で変わってきた」「政権の移り変わりで、日本も条約を批准する可能性だって高い」と語りました。パネルディスカッションに加わった管宇鵬(中国出身/長崎大学)さんは、「中国では自分らが被害国として歴史を習った。でも被爆者と話すことによって違う視点を持つことができた。地球市民として核廃絶を進めたい」と発言しました。
会場の被爆者の方からは、「証言をしていると、これが本当に核廃絶に役に立っているか疑問に思う。でも、私たちは一粒ずつ種をまき、(核禁条約発効という)花が咲くのを待っている」と言う言葉が贈られました。帰り道、Caravan隊のメンバーが「花を咲かせるのは私たち」と話していたのが印象的でした。

掲載メディア:
【長崎】
長崎新聞(2月25日)
「核問題、平和 気軽な感覚で 大学生有志が催し」
https://this.kiji.is/604690613674411105?c=174761113988793844

毎日新聞(2月25日)
「被爆75年、若者目線でとらえる 県内の大学生、気軽に核兵器問題考え同世代でシェアを」
https://mainichi.jp/articles/20200225/ddl/k42/040/128000c

ピースボート 松村真澄

 

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