みなさん、こんにちは。
おりづるインターンの鈴木 俊平です。
今日は、平和市長会議の2日目が開催されました。
朝の9時から世界各国の市長による会議が行われ、核廃絶へ向けたアクションを
起こすために、現在行われているプランやこれからの提案がプレゼンテーションされました。
特に印象的だったのは、三上 元 湖西市長の核および原発への言及でした。
三上市長は、この平和市長会議において
「原子力発電所は核兵器だと見なす」という決議をするべきだと主張されました。
敵国との争いにおいて、またテロリズムの標的になった場合を考えた時のリスクは
計り知れるものではありません。
原爆のように一瞬にして多くの人の命を奪い、「被爆」というものを残していった悲劇を
繰り返さないためにも、核および原子力発電所の廃絶を訴えたのではないでしょうか。
三上市長(写真:右)と、昼食会にて
この他にも、北九州市市長であり、自身も被爆2世の北橋 健治市長は、
被爆者の方のために植えられた桜を131の小学校へ植樹した話をされました。
「なぜ植えるのか」を考える機会を生徒に与えるために平和教育の一環として行われたものです。
また世界各国の市長のプレゼンテーションでは、
「世界の都市間はもちろんNGO団体との関係も重要で深めるべきだ」
や
「2020ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)へ向けて世界で動きを強めるべき」
といった声も聞かれ、改めて核の問題は世界全体で協力しなければ解決しないと痛感しました。
その中でも、世界で唯一、原爆を投下された国である日本がイニシアチブを取るのは
自然な流れではないでしょうか。
日本が中心となり、核のない世界を実現するためにもより一層の努力を
このような会議を通して成されていくべきだと感じました。
また午後からは原水禁68の場所をお借りしておりづるプロジェクトのブースを出展しました。
原水禁68とは、「被爆68周年原水爆禁止世界大会」のことです。
全国各地で「非核平和行進」が行われ、今回の会場である広島まで行進されました。
資料館前には約3500人の人が集まり、
「原発の再稼働を許さない!」
「核も戦争もない平和な21世紀を作ろう!」
などと、シュプレヒコールを繰り返しました。
広島グリーンアリーナで行われた開会総会では、市長のお言葉から始まり、
被爆者の方々の証言や「福島からの訴え」と題して
第16代高校生平和大使によるスピーチが行われました。
スピーチを行う第16代高校生平和大使
会場には前述のように多くの方が足を運びになられましたが、家族連れや若い世代の
姿も多く、改めてこの大会の大きさ、意義を感じました。
(おりづるインターン 鈴木 俊平)
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