おりづるユースの活動にも関わって下さっている
大学生の大川史織さんが主催した「被爆ピアノコンサート」が
昨日4月26日に井の頭公園で行われました。
4.26 [sun]
井の頭恩賜公園野外コンサート ~世界を音に「変換」音を世界に「返還」~
【即興演奏主体による聴衆参加型のコンサート 参加者の皆様が奏でる一音が旋律に成る】
【和楽器と洋楽器を即興演奏がつなぐ 文化・歴史を越えたコラボレーションを実現】
◆出演者:
伊東 光介(被爆ピアノ) 坂本 佳也(尺八) NATSUMI(ヴァイオリン)
趙 放(チューバ) 太鼓グループ「江戸葦原龍神太鼓」(和太鼓) 田中 秀忠・坂田 舞子・天河 めぐみ(長唄三味線) 富田 佳乃子・成田 和華子(日本舞踊) 来場者の皆様(一音・一恩・一穏)
◆日時:2009年4月26日(日)第一回公演:12:00~13:30 第二回公演:14:00~16:00
◆会場:武蔵野市 井の頭恩賜公園内(三鷹の森ジブリ美術館近くの雑木林)
◆主催:Another Constellation・大川 史織
◆協力:矢川ピアノ工房・飯島 晶子(語り)
◆後援:武蔵野市
◆入場料:無料
◆アクセス:(井の頭恩賜公園まで)JR・京王線吉祥寺駅より徒歩5分 (会場まで)公園内を三鷹の森ジブリ美術館方面へ徒歩5分 カフェ・ド・リーブル付近
◆雨天時:イベントの性質上、中止とさせていただきます
◆お問い合わせ:info@a-constellation.com
立ち止まってピアノに耳を傾ける人も・・・たくさんの人が集まっていました
私は第1回を聴かせていただいたのですが、とってもすてきな演奏会でした。
前日の大雨とうってかわって快晴に恵まれ、
木漏れ日の中で、ピアノと他の様々な楽器から奏でられる音色に耳を傾けていると、
まるでそこだけ違う世界かのような錯覚にとらわれそうでした。
演奏会はとっても和やかな雰囲気。
お客さんにどんどん参加してもらってみんなでコンサートを作っていくというのが
コンセプトだったようで、途中何回か連弾の時間というものも設けられていました。
伊東光介さんの弾くピアノに合わせて、
一人一人、思いのままに鍵盤をたたいて音を楽しむ。
被爆したピアノに直に触れ、自分で音を出す。
そこから感じられることは計り知れなかったと思います。
伊東さんと連弾する男の子。3回の連弾タイムで50名を超える人が鍵盤に触れ、音楽を奏でました
原爆を経て、64年という歳月を経て、
今もピアノが音を奏で続けているということ。
その重みが音楽とともに心に響いてきました。
同時に、原爆の記憶が、
音楽という形で今も語り継がれている人たちがいることに
多大な勇気を与えられました。
様々な楽器とのコラボレーション。全く違う音色が調和してハーモニーとなる
細く長くであっても、絶やさないこと。
これが何よりも大事なことなのではないかと思います。
(文責:畠山澄子)
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