1.ヒバクシャ証言の航海

ダブリン:平和を願う市長・市民との交流

6月14日(月)、ヒバクシャ一行は洋上会議のメンバーたちと共にダブリン港に降り立ちました。まず最初に、11~13日の3日間開かれた洋上会議の参加者らが記者会見を開催し、核軍縮・不拡散議員連盟(PNND)とピースボートの提携覚書が調印され発表されました。記者会見の様子は共同通信にも報道されています。

その後、アイルランド外務省の軍縮部のデレク・ハンノン副部長が被爆者や洋上会議のメンバーとのラウンドテーブルに参加されました。デレク氏は、「アイルランドは1960年代から核不拡散条約(NPT)の締結へ努力してきました。今の大統領は、核の問題について関心が高く核軍縮に向けて積極的に動こうとしています。私たちは本日、ヒバクシャの方々にお会いして証言がもつ力を実感しました。今後、さらにアイルランド政府として国民に核に関するオープンな議論の場を設けていきたいです」と話していました。

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放射線で傷つけられた染色体の写真を手渡し訴える

ダブリンの中心部にあるメリオン広場には、原爆の犠牲者を慰霊する桜の木があります。たくさんの緑や花々に囲まれながら、洋上会議やアイルランド核軍縮キャンペーン(Irish CND)のメンバーとともにセレモニーを行いました。ヒバクシャ一行からは献花を行い、一同で1分間の黙祷をささげました。

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小学生の参加者がヒバクシャにとカードをつくって来てくれました

ダブリンは平和市長会議のメンバーです。平和市長会議は世界の首都約50%が加盟しており、そのネットワークは大きく広がっています。ダブリン市長のエマ・コステロ(Emer Costello)氏が、私たちを邸宅に招待してくださり兒玉光雄さんの核廃絶の取り組みへの期待を話す機会が設けられました。

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ダブリン中心部の、歴史的に大変由緒ある建物で

市長からは、「世界一周の寄港地にダブリン市を選んでくださったことに大変感謝しています。本日は、ダブリン市では他市との協力体制を模索しており、積極的に平和市長会議への加盟を呼びかけています。今後もこの動きを発展させていけるように尽力していきます。」と話がありました。

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ダブリン市長・NWC洋上会議参加者と一緒に

その後、若者がボランティアで運営するアートセンターでアイルランドの伝統的アコーディオンの披露などが行われました。ピースボートからは、梶山恭良さんと田中健二さんが被爆証言を行いました。田中さんは「原爆の破壊力が問題ではなく、原子爆弾を落とされ生き延びた人たちの苦しみが問題なのだ」と自身の胎内被爆経験をダブリンの市民にむけて強く語りました。この証言活動は、普段よりもオープンな雰囲気で家族連れなど幅広い年齢層が参加していたことが印象的でした。

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「核兵器の恐さを子どもにも隠さずに伝えたい」と実行委員

(佐々野桜)

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