8月6日 、広島で菅首相が広島平和祈念式典で挨拶をしました。
それをテレビで聞いていて、びっくりしました。
なんと、菅首相がこの挨拶の中で、「おりづるプロジェクト」について言及していたのです。
(被爆された方々が、)「地球一周証言の航海に参加されるなど、
世界各地で、核兵器の悲惨さや平和の大切さを発信していただきました。
非核特使の皆様の献身的なご協力に感謝申し上げます。」
(8/6菅首相の広島平和祈念式典あいさつの原稿より)
「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」というのはまぎれもなく、おりづるプロジェクトのことです。
日本政府が委嘱してきた「非核特使」のうち、多くの方が「おりづるプロジェクト」で地球一周証言の航海をされてきました。
プロジェクトや組織名までの言及はありませんでしたが、「おりづるプロジェクト」の取り組みが日本政府にも認められているのか、と思い嬉しくなりました。
もう一つ驚いたことがありました。
政府は「今後とも、高齢化の進む被爆者の方々の声にしっかりと耳を傾けながら、被爆者の方々の援護に誠心誠意、取り組んでまいります。 」
とどんどん少なくなっていく被爆者の方々に応援の声を挙げているようですが、6月24日に第4回おりづるプロジェクトの被爆者の皆さんが外務省を訪れ、資金援助を要請したところ、具体的な受け入れはしてもらえませんでした。
つまり、今になっても非核特使にあたえられる予算はゼロ(0)
なのです。衝撃ですよね。つまり、高齢化が進み、それでも頑張って証言を
しておられる被爆者は自費で活動しているのです。
発言だけに留まらず、それに基づいて国民の応援をしてほしいところです。
6月24日、被爆者が外務省を訪問した時の報告書(英語レポート)はこちら
おりづるプロジェクトスタッフの渡辺里香も言っていました。「いろいろなことがある今政権・菅首相ですが、核廃絶と原発に頼らないエネルギー政策への転換には今までのどの首相よりも熱心です。なんとしても、この課題において進展があるように、サポートしたいものです。」
菅首相一人だけではなく、政治家の皆さまには、日本という一国の政府という責任をもって真剣に取り組んでほしいものです。
(インターン ハル)
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