第2回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加した計屋道夫さんが、今年2011年1月から3月にかけ、タイにおいて原爆展示・講演会を行ってきました。計屋さんは、長崎で8歳の時に被爆、36年間高校教員を務めた後、2010年に「非核特使」の委嘱を受けて3年ほど前から被爆体験を語る活動をしています。
講演会では、被爆体験のみならず3.11福島第一原発や世界各国の核兵器保有状況にも言及し、「核兵器廃絶」や「世界の恒久平和実現」を訴えています。学生たちの関心は高く意見や質問が多数あったそうです。そして、今年10月25日から11日24日の約1ヶ月間、チェンマイ(タイ)の大学やビエンチャン(ラオス)の学校で証言活動をすることが決まっており、精力的に活動されています。
計屋さんは、原爆を体験した「語り部」として草の根運動を広げ、東南アジア非核地帯へ目を向け、まだ被爆の実態を知らない国々へ知らせるべく活動していきたいとし、ミャンマー・カンボジア・ベトナム等へ活動を広げていくそうです。
最後に、今週末10月1日(土)に証言活動の報告会が長崎で行われます。
そこでは、計屋さんと共に、第4回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加された
末永浩さん(長崎被爆)も報告されるそうです。
お時間がありましたら、参加してみてはいかがでしょうか。
【第3回タイ原爆展示・講演会報告】
日時:10月1日(土)
午後13時~16時
場所:長崎原爆資料館1階 学習室
地図はこちら
※予約不要
▼(朝日新聞2011年8月10日付け)
原爆の日、世界が伝えたヒバク ヒロシマ・ナガサキ――フクシマ
(インターン 藤田美保)
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