イスラエルに来ている被爆者一行は、昨9月13日(木)の夜はハイファで証言会をしました。女性団体「エシャエリシャ」が受け入れとなり、多くの若者を含む約30名が真剣に証言に耳を傾け、熱心な質疑応答は夜10時30分過ぎまで続きました。かつてクネセット(イスラエルの国会)で核兵器問題を取り上げた元国会議員のイサーム・マフウル氏も参加してくれました。証言をしたのは永山厳さんと杉野信子さん。永山さんは若い被爆者の視点や放射線の長期的な健康影響についてスライドを使って話し、杉野さんは母親の思いを切々と語りました。「イスラエルの人々へのメッセージは」という最後の質問に三宅信雄さんは「核戦争がひとたび起きれば敵も味方もない。人類が破滅する。原爆を体験した被爆者にとって、核兵器の存在は一発でも多すぎる。いま核兵器を持っているすべての国は核兵器をなくすべきであり、核兵器を開発しようとしている国はそのような企てを止めるべきである」と明確に語り、会場の若者らは深くうなずいていました。(川崎哲)
1.ヒバクシャ証言の航海
ハイファで証言会をしました

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