3.核廃絶へのいろいろな動き

【報告】2月17〜18日に広島・長崎で、おりづるセミナー&新年会を行いました!

2月17日に広島で、2月18日に長崎で行った、ピースボートおりづるセミナー『いま世界へ語る「核の被害」』について報告します!

今回のセミナーは、来る3月4日~5日にノルウェーで開かれる「核兵器の非人道性に関するオスロ会議」を念頭に開催したものです。話し手は、ピースボート共同代表であり核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の共同代表でもある川崎哲。現在の核に関する国際的な動向をふまえたうえで、核兵器の非人道性をいかに被爆地から世界へ訴えていくかについてお話ししました。

会場には、広島、長崎、両日共に30名を超える来訪があり、メディア関係者も多数取材しに来てくださいました。

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世界の核状況やグローバルヒバクシャについてお話しする川崎哲。
会場はほぼ満席。NHKひろしまの取材も受けました。(2月17日広島にて)

セミナーでは、まずピースボートの取り組みとして、これまでに計140名の原爆被爆者と共に世界中へ核の恐ろしさや平和へのメッセージを届けてきたことを紹介。核実験の被害者や核燃料サイクルの中で生まれる被曝者など、世界中に存在するグローバルヒバクシャとネットワークを築いていくことの重要性について話しました。

そのうえで、今日核が使われた場合にどのような影響があると予測されるか、降水量や食糧生産量、また飢餓人口など具体的なデータを元に解説しました。

「被爆地は過去の被爆体験を語るだけでなく、核兵器の非人道性をデータや証拠に基づいて海外の人たちにわかりやすく伝えられるよう努力する必要がある」という川崎の言葉に、現在の福島の状況と重ね合わせながら感慨深く頷く参加者の表情が印象的でした。

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NHKひろしまの朝のニュースで紹介されました
(2月18日07:45)

講演後の質疑応答の際には、時間が足りなくなるほど活発に様々な質問や意見が飛び交いました。

ピースボートの証言の航海に参加した被爆者の方からは「世界に出ると、自分たちが受けた被害ばかりを話していてもだめだと気づいた。感情に訴えるだけでなく、加害について、原発についてしっかり自分の考えをもって発言していかなくては」という声が。

また、18日に長崎で開催したセミナーでは、会の最後に発言した20代の参加者の「これからは、私たち若い世代が戦争の恐ろしさや核の恐怖を継承していかなければならない。たとえ戦争を経験していなくても、自分の言葉で語れるようにしっかり考え行動していきたい」という力強いメッセージに、会場が一つになりました。

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質疑応答の時間には活発な意見が飛び交いました(2月18日長崎)

そしてセミナーの後は、おまちかねの“おりづる新年会”!

久しぶりの再会に皆さん笑顔が絶えません。互いの近況報告や、思い出話、現在の活動やこれからの展望など、どのテーブルも大盛り上がりでした。

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おりづる新年会の様子(広島にて)

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久しぶりの再会に話はつきません(長崎にて)

福島第一原発の事故はいまだに収束しないばかりか極めて深刻な状況が続いていること、被爆者の平均年齢が78歳を越え自らの言葉で証言できる人が少なくなっていること、揺れ動く国際情勢の中で、日本国内においても「日本も核を持つべきだ」という主張が声高に叫ばれていることなどなど…考え出すと頭が痛くなることばかり。

いまこそ、世界における日本の立ち位置をしっかり見定め、日本だからこそ発信できるメッセージをどんどん世界へ届けていかなくてはなりません。
そのためにも、被爆者の皆さんにはいつまでもお元気でいてもらわなくては!

決してのんびりとかまえることはできませんが、それでも一歩一歩、少しずつでも諦めずに前に進んでいきたい、そう思える2日間となりました。

最後に、セミナーで使用した資料とセミナーについて紹介されている記事のリンクを掲載します。

□■資料■□
おりづるプロジェクト/ブックレット「核のない世界へ今できること」
ICANブックレット「壊滅的な人道的被害」
※こちらのICANのブックレットは本当によくまとまっており、核無き世界を実現するための必勝アイテムです。ご注文はこちらから。

□■関連記事■□
NHKひろしま ノーモアヒバクシャ「核兵器の非人道性を訴える」(2013年2月18日 07時02分)
中国新聞「被爆証言の旅 欧米反応紹介」(2013年2月18日)
毎日新聞「核廃絶:「人道的観点」で議論を ICAN・川崎共同代表、中区で講演 /広島」 (2013年02月19日 地方版)

(ピースボート 古賀早織)

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