みなさん、こんにちは。
おりづるインターンの鈴木 俊平です。
8月5日(月)には、おりづる プロジェクト主催 ヒバクシャとユースの船旅・報告会が広島で開催されました。
当日は、被爆者の方々や第79回クルーズに乗船していたメンバーの学生など、20名以上の方が来場してくださりました。中には北海道からわざわざ来てくださった方もおり、改めてピースボートに関わっている方たちの意識の高さを感じました。
報告会はピースボートがプロデュースしたDVD「フラッシュ・オブ・ホープ」を一部上映しました。この映像を初めて見る方も多く、スタッフも含め全員が映像の中の被爆者の証言に見入りました。
また、ピースボート共同代表の川崎 哲(かわさき あきら)が第80回クルーズにおける
おりづるプロジェクト並びにおりづるユース特使の活動の様子を伝えました。
寄港地での証言活動の様子や日々過密なスケジュールで被爆者の方々とともに証言活動に励む おりづるユース特使の瀬戸 麻由(せと まゆ)の様子などを知るいい機会となったのではないでしょうか。
日本は第二次世界大戦において敗戦国となり、歴史的にアメリカや中国との争いが中心に歴史が語られている傾向があると思います。しかし、敗戦するまでのアジア圏を中心とした日本による他国への行為の中には、決して許されるべきではないものもあると思います。
ピースボートの航海では、寄港地を巡るにつれて、私たちの歴史認識とは異なった見方があることに気づくことも多々あると思います。
昨今、歴史認識の問題がニュースなどで多く扱われています。そんな中、寄港地に直接訪れ、自分の目で見ることは何にもまして重要ではないでしょうか。
質疑応答では おりづるユース特使についての質問などを含め多岐に渡りました。被爆者の方から、今後の航海でもし手伝えることがあるなら、ぜひ協力すると言っていただき
とても感激しました。
質問をする、第一回「証言の航海」メンバーの川上紘一郎(かわかみ・こういちろう)さん
その後は、被爆者の方と学生が混じりグループディスカッションをしました。
テーマは「被爆者の体験をどう継承していくか」です。
答えとしては、英語を含めた発信力や被爆者の体験をできるだけ聞き代弁していくなどなど。やはり、その体験を「受け継ぐ世代の主体性」が重要だという印象がありました。
報告会後のブース販売では多くの方が本やDVDを購入してくださりました!おりづるプロジェクトは予算が厳しい中、被爆者の方々と活動していますので、このような販売はとても貴重な資金となります。
協力していただいたみなさん、誠にありがとうございます。
報告会後に記念写真を。
報告会は無事に終わり、その後の交流会でも打ち解ける一方で被爆者の方の話に傾聴する姿はとても真剣でした。
おりづる交流会の様子。清泉女学園大学の学生も駆けつけ、とても盛り上がりました。
「無関心世代」など様々な言葉で揶揄される若者ですが、今後、被爆者の方々の体験を継承していくためには、若い世代の力が不可欠です。
「ちょっとしたきっかけで関心を持った」、そんな人が1人でも増えるようにおりづるプロジェクトも被爆者の方々とともに平和へのメッセージを送り続けます。
みなさん、これからもよろしくお願いいたします。
(おりづるインターン 鈴木 俊平)
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