8月22日、宮城県石巻市と姉妹都市であるイタリアのチビタベッキア市にて、「石巻ユースアンバッサダー」と一緒に証言会を行ないました。
石巻ユースアンバッサダーとは、震災から3年目を迎え被災地外では記憶の風化が進む中、被災地(石巻)の現状を世界に伝え、世界の声を被災地に届けるために乗船している若者、崎村周平さんと高橋さやかさんのこと。船内では「おりづるパートナー」として、被爆者とともに証言企画をつくってくれる2人にとっては、今回のイベントが寄港地で行なう初めての証言会となりました。
証言をする石巻ユースアンバッサダーの崎村周平さん(女川町出身)
傷跡が癒えないまま「いま」を懸命に生きる二人の証言に、おりづる被爆者を含め会場全体が引き込まれました。
続いて、おりづる被爆者の壷井進さんが自身が受けた放射能の被害や、2年前の東日本大震災直後にローマにて原発反対のメッセージを訴え、その想いを今も強く持ち続けていることなどを訴えました。
今年10月にチビタベッキア市で反核イベントを控えていることもあり、主催者側の熱が伝わってくる会となりました。
翌日には、ローマ市内のラジオ局にて取材を受けました。
ラジオ局で取材を受ける壷井進(17歳のとき広島で被爆)さんら
いつも証言会に忙しく市内観光がなかなか出来ない中、今回はのんびり観光をする時間もたっぷり!
「まるで町中が美術館みたい!」
久しぶりの自由観光にのびのびと楽しんでいる被爆者の皆さん。楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
★イタリアでの証言会の様子は、イタリアおよび日本で広く報道されました。
2013.8.23 毎日新聞「東日本大震災:被災者と原爆被爆者がイタリアで体験証言」
Radio3 Da Hiroshima a Fukushima: la peace boat porta per il mondo le voci dei sopravvissuti
Testimonianze “No More Nukes” a bordo della Peace Boat @ Civitavecchia
La Civetta di Civitavecchia
http://www.lacivettadicivitavecchia.it/attualita/1453-testimonianze-dalla-peace-boat#.UheuAiZa14o.facebook
資料センター《雪の下の種》 Centro di documentazione ‘Semi sotto la neve’
(ピースボート古賀早織)
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