こんにちは!
前回に引き続き、朝日新聞連載記事「証言の航海」の掲載報告です。
今回は第5弾! 非核特使の1人、小谷孝子さんが船内で乗船者の方々におりづるの活動を紹介するため行われた「おりづる発表会」についてキプロス沖から執筆して下さいました。
おりづるユース、そして船内でプロジェクトのお手伝いしてくれている参加者の方々が中心となった今回の発表会。とても多くの人に集まってもらえたようです。
小谷さんはその中で得意の腹話術を使い証言をして下さいました。
証言の中で小谷さんは、彼女がまだ幼い頃に白血病で亡くしたお母様の話をしてくださいました。
被爆後、彼女たち自身も大変な状況にあったであろう中、身寄りのない子供たちの世話を小谷さんのお母さんは一生懸命に世話していたそうです。まだ小さかった小谷さんは自分への愛情をもっと望み、「人の子の世話をせんと、もっとわたしの世話をしてよ」とお母さんに向けて言ったそう。当たり前ですよね。まだ6歳だったんですから。
そんな彼女にお母さんから返ってきた言葉は思った以上に重い言葉でした。「わがまま言いなさんな。夜になったらお母ちゃん帰ってくるでしょ。あの子たちはなんぼ待っても二度と親は帰ってこんのよ」と。衝撃的な言葉ですよね。確かにそんな身寄りのない子供たちがたくさんいた事を思うと本当に心苦しくなります。
幼い小谷さんは寂しい思いをしながらも受け止めるしかなかったのでしょう。
その時のことを振り返り、「どんな時でも、優しい心を大切にしなさいと教えてくれた母でした」と語り、今まさに世界を変えるための旅に出て、世界中の人々に平和への想いを伝えている小谷さんからお母様の面影が感じられます。
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(ピースボート・インターン: エバンズ亜莉沙)
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