1.ヒバクシャ証言の航海

情に満ちた人々 in イタリア

こんにちは!
続けての投稿失礼いたします。

かなり時間差のある報告にはなってしまうのですが、船より届いたイタリアでの証言会の報告です!!↓↓↓

記録ドキュメンタリー映像:『I Was Her Age /過去と今の対話』

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2015年5月15日、イタリアのシチリア島・カタニアに寄港しました。

カタニア市が手配してくれたのは、なんとカタニア市の市バス。みんなで乗り込むと、スクールバスのようでしたが、観光バスに比べてタイヤの振動が直に響きました。しかも、エアコンが効かずみんな汗だくになりながら進みました。

そこから一路、カタニア市の中心にある市役所へ。中央広場に面したその建物はまるで美術館のような芸術作品の宝庫でした。絵画や彫刻、シャンデリアの美しい応接間に通して頂き、待つこと数分。エンゾー・ビアンコ市長に面会することができました。ビアンコ市長は、数年前に市長に再選されるまで、イタリアの国政に携わっており、被爆者との面会を市の視点を越えて歓迎してくれました。また、同行した平和首長会議の国際広報担当のアーロン・トビッシュから同会議への加盟を促しました。



(カタニア市市長と伊藤さん)


(アーロン・トビッシュ氏 市役所にて)

それに答える形で、ビアンコ市長は私たち全員を市庁舎のバルコニーに招いてくださり、そこから中央広場に向けて平和首長会議のバナーを掲げてくださいました。(ピースボートのイタリア寄港中、ずっと市庁舎のバルコニーからはこのバナーがたなびいていました)


(バーナーと共に市役所前にて)
その後の証言は、現地の高校(ベスプッチ高校)で300名を越えるたくさんの学生が集まって私たちを音楽で歓迎してくれました。それに対し、私たちおりづるプロジェクトからは日本の曲である『ふるさと』を、ユースの岩本がウクレレを弾き、プロジェクトメンバーみんなで合唱しました。音楽での歓迎を、音楽で返す素敵な証言会のはじまりでした。

Students_Italy


(手作りのバーナーを掲げる現地生徒さんたち)

今回の証言者は、広島で被爆した伊藤さんとユースの岩本です。
被爆当時、伊藤さんは幼かったので記憶があるのは少しです。しかし、身近にいる美和子おばさん(被爆当時16歳)のお話を、おばさん自身が描いた紙芝居の絵と共にお話しすることで当時の話を伝えることが出来ました。


(現地生徒さんとおりづるスタッフ渡辺)

さらに質疑応答では、学生の方々は自分の経験とリンクさせ積極的に質問をしていました。
例えば、バングラディシュから移民してきて、イタリアの生活を始めたものの親がいなくなってしまった女の子は「原爆から10年後親を失った後、伊藤さんはどうやって生きてきたのか。」と言う質問。差別を受けてきたセネガル移民2世の男の子は、「被爆後の差別とはどのようなものだったのか」と言う質問。たくさんの質問に対して、8名の被爆者が協力し合い質問に答えました。質疑応答の後には、学生さんたちがいっせいに立ち上がって「ボンボヤージ(いってらっしゃい)」と手を振り、私たちはいっせいに「いってきます」と今後の証言の航海の成功を祈ってもらいました。
この高校の紹介してくれた料理学校が用意してくれたイタリア料理がおいしく、濃厚な甘さだったのが印象的です。

最後、港まで送り届けてくれた高校側のコーディネーターのジュゼッペ・ヴィンチさんが、「さようなら~、アリベデルチ」と言いながら去りゆく被爆者と私たちを前に、「あ、ありがとう。本当に今日は会えて嬉しかった。学生にとっても素晴らしい機会だったに違いない」と言って大粒の涙を流していました。ゴッドファーザーやマフィアで有名なイタリアのシチリア、、、ここの人は情に厚いようでした。


(今回の証言会を可能にしてくれた現地スタッフのみなさんとパチリ)

(文・おりづるユース 岩本麻奈未、スタッフ 渡辺里香  
写真・鈴木慧南、エマ・バゴット)

*イタリアでのプログラムの映像はこちら
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いよいよ船は今月末日本に戻って参ります!
残りの航海も安全で有意義なものになりますように。

(インターン:エバンズ亜莉沙)

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