こんにちは。おりづるユースの寒川です。
今回は先日のインドでの活動を報告したいと思います。
まずはじめに、港にてYMCAの方々と合流し、
オーシャンドリーム号をバックに写真撮影をしました。
オーシャンドリーム号の前にて
その後、会場へ。
今回の会場はコーチンの港から一時間半くらいかかる場所で、
道はあまり舗装されておらず、
バスの揺れが激しかったことが非常に印象的であり、途上国らしさを感じました。
会場に着くと受け入れ先の方から、昼食を振舞っていただきました。
メニューはカレーで本場のスパイシーな味は濃厚で忘れられません。
スパイシーなカレーランチ。
その後、隣の会場へ移動し、YMCA主催の平和会議に出席をしました。
音楽隊による演奏やマントのプレゼントがあるなど私たちの訪問を非常に歓迎してくださいました。会場は熱気に包まれており、80人程度の学生の皆さんが参加をされていました。会では様々な方のお話を伺うことができました。市民団体の平和活動家や地元の有力政治家、司教などが平和への想いを話されました。Varghese George(Chairman,Ernakulam Sub Region)さん、Thomas Mathew(Director,Seeds India)さん、Joy C George(Chairman,YMCA South West India Region)さん、Ramesh Chennithala(Honble Opposition Leader,Govl of Kerala)さん、Abraham Mar Juliosさん、Anwar Sadathさん、Shibu Thekkumpuramさん、Saju Chackoさん、Agi Abrahamさんの順番でスピーチされました。スピーチは英語ではなく、現地語で行われたため、あまり内容を詳しく理解することはできませんでしたが、核保有国であるインドにおいて、核兵器禁止に向けて活動をされている方々が多くいるということを知り、とても心強く感じました。
ケーララ州の現野党党首のRamesh Chennithalaさん
会の途中にはセレモニーとして、おりづるプロジェクトメンバー一人一人に顔写真入りの盾が贈呈していただくなど、素晴らしいおもてなしを受けることができました。
森川さんのスピーチ。
また、現地の方々のスピーチの後に、おりづるプロジェクトを代表して森川高明さんが被爆証言をされました。森川さんは6歳の頃、直接被爆ではないものの、黒い雨による間接被爆をされました。その体験から、当時の状況や放射線の脅威についてのスピーチをされました。聴衆のほとんどが生の被爆証言を聞くのは初めての経験であり、非常に関心を持たれていたように感じました。学生からも多くの質問が出て、とても活気があるやりとりができたと思います。
Chairman,YMCA South West India RegionのJoy C Georgeさん
インドの活動では様々な困難がありました。インド独特のゆっくりとした時間の流れで、会がかなり延びたり、スピーチをする予定だった方が大幅な遅刻をしたりするなど、日本では考えられないような文化を身を以て感じました。しかし、そのような事態が起きながらも最終的には無事に会を終えることができました。今回の航海では様々な国で活動を行います。郷に入れば郷に従えではありませんが、異なる文化も受け入れ、核なき平和な世界の実現という共通のゴールに向けて、手と手を取り合い協力をしていく必要があると思います。ハプニングが続きましたが、それを乗り越えて核保有国であるインドで平和への活動を実施できたことは非常に価値があると思います。この体験を教訓に、今後もどんな国でも、どんな状況であっても臨機応変に対応する姿勢を忘れずに、活動に取り組んでいきます。
証言会後に記念撮影。
文/おりづるユース 寒川友貴 編集/ピースボートインターン 鈴木慧南
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