2020年5月30日の中国新聞に、第一回おりづるプロジェクトに参加した田中稔子さんの取り組みと発言が掲載されました。
2020年5月31日 中国新聞【ヒロシマの空白 被爆75年】国の責任を問う<9>禁止と廃絶 「生き残った者の務め」
今年に入って「核兵器廃絶NGO連絡会」の取り組みとして、被爆者と若者たちが東京都内の7つの大使館を訪問し、核兵器禁止条約に前向きな国に早期手続きを促しました。
日本は、「核兵器廃絶という目標は共有している」と言いながら、「米国の核抑止力の正当性を損なわせる」と禁止条約に背を向け、同条約の制定交渉にも参加しませんでした。
その姿勢が、田中さんをはじめとする多くの被爆者を失望させているのです。
田中さんはこの記事で言っています。「あの日に命を絶たれた人たちの無念を思うと、じっとしてはいられない。核兵器を禁止し、廃絶することは生き残った者の務め」と。
そんな中で、前述の通り、被爆者と若者が協力をして大使館を訪問し、同条約への賛同、署名・批准を要請しました。これは、若者にとっての学びの機会となりました。同時に、長年あきらめずに語り続けてきてくれた被爆者の思いに寄り添うものであったと改めて思いました。
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