1.ヒバクシャ証言の航海

5月2日の読売新聞 アメリカの高校生に被爆語る長崎の計屋さんが取り上げられました!

2014年5月2日の読売新聞に被爆者の計屋(はかりや)道夫さんの証言活動が取り上げられました。おりづるプロジェクトでピースボートに乗船されている計屋さんは、前回の「証言の航海」を経験後、ご自分で東南アジアでの証言会を重ねていらっしゃいました。
その経験も生かしつつ、しかし今回は核保有国アメリカにおいて、学生や国連職員に向けて証言をされました。ここでのやりとりや関心ある人々との出会い、多くのことを発見されたようです。これからの計屋さんの活躍にも注目したいと思います。

<以下、読売新聞より>
長崎で被爆した元高校教師の計屋さんがアメリカの高校で1日、被爆体験を語りました。約200人の現地の生徒に核兵器の恐ろしさを訴え「平和な世界をつくってほしい」と呼びかけました。この会はアメリカのNGO(民間活動団体)が、核拡散防止条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会に合わせて企画したものです。
計屋さんは8歳の頃、爆心地から約3・8キロの自宅で被爆しました。大きな傷はなかったものの、一緒にいた兄は腕に無数のガラスが突き刺さりました。計屋さんは36年間教壇に立った後、2009年から東南アジアなどで証言活動を続けています。
計屋さんは、原爆で黒こげになった少年の写真を見せながら、「友達がある日突然いなくなったらどう思いますか」と問いかけ、「行方がわからなくなった友人ではないかと、写真を見るたびに胸が張り裂けそうになる」と言葉を続けました。生徒からは「被爆の傷はいつ癒えるのか」といった質問が出ました。生徒の1人のウォルター・アームストロングさんは「心に響いた」と話していました。

核の脅威についての理解を深めることは日本の学生はもちろんのこと、他国でも行う必要が十分にあるでしょう。自分(例えば、若者)の経験できなかった戦争を経験をした人(例えば、ヒバクシャ)から聞くことができる時間は、あまり残されてはいませんが、無い訳ではありません。そういった方々から貴重な話を実際受け継いでいく必要性を、若者が理解してことにも繋がっていく証言会だったのではないでしょうか。


2014年5月2日 読売新聞「米の高校生に被爆語る 長崎の元教師「平和な世界を」

記事はこちらからもご覧になれます。

おりづるインターン 茂木里穂

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