1.ヒバクシャ証言の航海

カルタヘナ寄港地レポート

お待たせいたしました。
2月25日の、コロンビア・カルタヘナでの証言活動に関する被爆者の方からのレポートが船から届きましたので、お送りします。
今回、中米のコロンビアで、たくさんの学生に出会い、彼らの真剣な眼差しと態度にうたれ、その上一国の大統領に面会する機会を得て、被爆者の方々も励まされたようです。

このように、被爆の証言をするだけでなく、被爆者の皆さんが今までの苦難を越えてこれから生きていく力につながるのであれば、このプロジェクトの本望だと感じます。(渡辺里香)

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私たち被爆者一行は、カルタヘナ大学の招待を受けて大学を訪問した。先ず、アナヤ学長はじめ、カルタヘナ市のアリシア氏(市長の代理)から暖かい歓迎を受けた。その後直ぐに、交流会場の大講堂に向かった。大学の中庭には、大勢の学生がいて、広島・長崎の被爆写真が展示されているのが見えた。大講堂は、200人起こす教授や学生で超満員。皆さんから暖かい拍手で迎えられた。
冒頭、大学から、被爆証言を通して平和を訴えている功績に対して、「栄誉訪問者」としての表彰状が授与された。そしてまた、カルタヘナ市長から、「友好の鍵」として、市の鍵がひとりひとりに贈られた。大変名誉な、心からの歓迎で、私たち一行は、皆さんの暖かい心遣いに大いに感動した。
被爆証言に入り、最初、平井昭三氏から、原爆投下直前おける日本の戦争状況について説明があった後、山中恵美子氏から被爆体験が語られた。感情のこもった悲惨な証言に、会場は静まり返り、皆さんが熱心に耳を傾けてくれた。
別れには、船内で一般の皆さんと一緒に折ったおりづるを、会場の皆さん一人ひとりに手渡して、名残を惜しみながら学校を後にした。
その後、私たちは、サントス大統領に謁見することになった。大統領がカルタヘナを訪問中で、是非、私たち被爆者とお会いしたいということで、貴重な時間を割いていただいて実現した。サントス大統領からは、暴力のない平和な世界に向けて共に頑張りましょうとの力強いメッセージをいただいた。
その感動も覚めやらぬままに、カルタヘナの歴史的な砦や、スペイン風の町並みを見物し帰路についた。

    ピースボートのおりづるプロジェクト-サントス大統領(左)と被爆者の会談

今日は、本当に盛りだくさんのスケジュールであった。大変忙しかったが、サントス大統領との謁見や、市長はじめ、大学の熱烈な歓迎に感動し、とても有意義な1日であった。今回の交流は、コロンビアの人々は長い内戦による悲惨な体験をしているだけに、非暴力の大切さ、平和への願いが、とても強いことを知る機会になった。また戦争のない平和な世界を目指して、今後とも証言活動に精進することの思いを新たにするものであった。(西田 吾郎)

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