3.核廃絶へのいろいろな動き

1月26日中部大学でおりづるプロジェクトの紹介をさせて頂きました!

1月26日(日)に中部大学で行われた「グローバルESD対話フォーラム2014」にて、おりづるプロジェクトの紹介をさせていただきました!

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」を意味しています。2014年11月には「ユネスコESD国際会議」が名古屋で開催される予定です。今回のフォーラムは、その国際会議に向けて市民や政府、そして企業から提言を行うことを目的としています。


中部大学


会場となった中部大学三浦記念メモリアルホール

「広島・長崎・福島から学ぶ:原爆・原発のない持続可能な地域と地球の未来へ」をテーマに行われた今回のフォーラムには、全国から専門家、市民など、約150名ほどが参加しました。


約150名ほど参加

終日通して、3つのセッションが行われました。テーマはそれぞれ、第1セッション「原爆・原発の世紀を終わらせるために:世界をつなぐ市民運動」、第2セッション「『生物の多様性』から持続可能な社会へ向けた世界の動きと市民運動」、第3セッション「ユネスコESD国際会議に向けた市民からの提言、NPO/NGO、企業、行政の役割」です。

ピースボートからは、第1セッションにてピースボート共同代表の吉岡達也より「広島・長崎・福島のメッセージ」をテーマに報告しました。ここでは、おりづるプロジェクトはもちろん、脱原発世界会議や脱原発をテーマに掲げたクルーズの成功など、現在進行形で続けている活動などの紹介もあわせて報告しました。


ピースボート吉岡達也より
「広島・長崎・福島のメッセージ」を発信

また、長年、水先案内人としてピースボートを応援してくださっているジャーナリストの鎌田慧さんや、軍事ジャーナリストの前田哲男さんらもパネリストとして出席。「反原爆・脱原発に向けた市民の闘い」というテーマで、戦後の日本政治の功罪や、複雑な利害関係の下に成り立つ原発政策の実態、また現在の都知事選などにも絡めながら、力強くお話されました。


反原爆・脱原発の運動について語る鎌田慧さん

また、昨夏、第6回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」に参加した被爆者の宮田隆さんが長崎から駆けつけ、おりづるプロジェクトの活動を通じて感じたことや、地元の長崎県・小浜町で取り組んでいる自然エネルギーの活動など報告しました。


思いを語る長崎被爆者・宮田隆さん

ランチタイムには、昨夏、第80回ピースボート地球一周の船旅に親子で参加した安東家族より、「持続可能な生活とは何か」をテーマに地球一周体験談の報告がありました。

夜通し何度も練り直したという発表内容は、報告者の由紀さんが、ご主人、そして4歳・2歳の娘たちと共に地球一周しながら感じた、世界とのつながりや、幸せの尺度、これからの生き方など、写真をたくさん使いながらの報告でした。


「持続可能な生活とは何か」発表する安藤さん

また、ピースボートの取組みとして、まさに今夏「世界に学べ!未来につなぐ持続可能な発展」をテーマに実施する地球大学プログラムの紹介をさせて頂きました。

ピースボート地球大学とは、「地球一周の船旅」というユニークな学びの場を活かし、将来、NGO・NPOや国際機関、地域活動などのさまざまな領域で活躍したい「アクティビスト(実践家)」を育てるプログラムです。活動内容の詳細はこちらをご覧ください。


おりづるプロジェクトの紹介をさせてもらいました

あわせて、おりづるプロジェクトについても紹介させていただきました。広島・長崎の原爆被爆者が世界で声を発信する意義や世界の反応、また現在抱える課題や今後の展望など簡単にお話しました!

そして会の最後には、パネリスト全員が登壇し、全体ディスカッションが行われました。


全体ディスカッションの様子

最後に参加者もふくめた記念写真を撮りました。


集合写真

自然災害や環境汚染、戦争・内戦、雇用、社会保障など、私たちが生きていくには様々な不安が後を絶ちませんが、このグローバルな世界の中で、互いの命を尊重しながら共に生きていく道を模索し実践していかなければいけない、と強く実感した一日となりました。

ピースボート 古賀早織

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