本船より、3月20日に寄港したムアラ(ブルネイ)での活動報告です。報告してくれるのは、いつも元気で明るいおりづるユース、“はまちゃん”こと浜田あゆみさんです!
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こんにちは!さて、横浜港を出発して約一週間、陸地でございます!
一週間大忙しで企画を毎日終え、ブルネイに到着しました。
三重県くらいの大きさの、小さなイスラム教徒の多い土地。
イスラム教というと、中東の国を想像してしまいますが、アジアにもあるんですねえ。
そして、私たちおりづるプロジェクトはなんと、ブルネイ王国の初代首相ペンギラン・ユスフ氏に会ってきました!
PYさんやユスフさんと呼ばれる方ですが、お年は92歳。
とっても元気な方で、私たちメンバーはユスフさんのお宅訪問をして、お食事まで頂きました。
私たちはユスフさんのお会いできることになったのは、現地の旅行会社でツアーをコーディネートしてくださっている橋本紀子さんが繋いでくれたという経緯があるのですが、ユスフさんはなんと南方留学生という立場で戦時中に現在の広島大学で勉強していた時期があり、その時に広島で被爆したという過去をお持ちだったのです。
「みなさんは全員日本人ですか?」「日本語大好きです」と、今でも日本のことを大切に思っているご様子のユスフさん。ご高齢ということで、当時の記憶をたどりながらの交流の場でしたが、この貴重な出会いにそれぞれ大変感慨深く感じていたようです。
広島で被爆した服部道子さんは、ユソフさんの家に飾ってあった、ユソフさんの大学時代の角帽をかぶった写真を見て、「私たち女学生は角帽の大学生にとっても憧れてたのよ!」とおっしゃっていました。
さて、ブルネイの次はシンガポール。こちらではシンガポールの学生たちを中心に50人以上の方々の前で証言会が行われます。私も英語でスピーチがあったりして緊張しますが、みなさんと一緒に想いを伝えてきたいと思います!
【写真での報告】
(おりづるユース特使 浜田あゆみ)
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