3月3日(火)広島にて、第8回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」記者会見を行いました!豪華な顔触れでの会見となりました!


写真中央) 川崎哲
まずはピースボート川崎哲より、今回のプログラムを紹介。
そして、今回は初めての平和首長会議との提携ということで、こんなお二人も出席頂きました。
広島平和文化センター 理事長 小溝泰義(こみぞやすよし)さんと、平和首長会議より「2020ビジョン」キャンペーン担当 アーロン・トビッシュさんです。

右から)アーロン・トビッシュ氏、小溝泰義氏
今回の為にスウェーデンから駆けつけたというアーロンさんは『過去と今の対話プロジェクト I was her age』について、”世界の心に向かう旅”であると語りました。
頭で考えがちな核兵器の問題を、ヒバクシャと子供たち、その親と出会うことで心で怖さや希望を共に感じていくのが、このプロジェクトなのです。

参加者からは被爆者8名を代表し、今回最高齢の三宅信雄さん(86歳)が、航海にかける思いを語りました。

第8回参加 三宅信雄(みやけ のぶお)さん
証言の航海に向けて「核兵器が使われたら、敵も味方もない。核兵器は一発でも多すぎる。軍縮ではなく、廃絶を実現したい」と語りました。
また、今までピースボートへの乗船経験はあるものの、丸々と地球一周するのは初めてのこと。参加を決めた思いを「年を重ね、いつできなくなるか分からないこと。地球一周で、今の問題として証言したい」とお話し下さいました。50代まで、広島も原爆も避けて生きてきたという三宅さん。今だからこそ世界に伝えたい強い想いが伝わります。
そして、過去最多となる個性豊かな3名のユースも、それぞれの視点での意気込みを述べました!

鈴木 慧南(すずき けいな)さん
まずは、大学で核問題を学ぶサークルに所属している鈴木慧南さん、21歳。
「何度も広島・長崎に通い、被爆者の方から繋がれてきた思いを、命のバトンとして受け取り、繋ぎたい。語り部の方の被爆体験だけでなく、人生を伝えていきたい」と語りました。
写真左) 橋本昭博(はしもと あきひろ)さん
続いて、演劇ユニット主宰、俳優であり演出家の橋本昭博さん、29歳。
「世界を見ながら、いま、僕らに何ができるのかを模索、実践したい。被爆者の方や船内の人たちと、楽しみながら、継承について考えていきたいと思っています。そしてこの経験を糧に、演劇の力で世界を少しでも明るい方向へと変えていきたいと思っています。」

写真左) 岩本麻奈未(いわもと まなみ)さん
最後に、昨年は一般参加者として地球一周を経験した岩本麻奈未さん、21歳。
前回の船旅で服部道子さん(第7回参加被爆者)と友達になったことから、若者を巻き込んでの企画を成功させました。
『私にできる、芸術という手段を使って、若者を巻き込みながら、被爆者の思いを伝えていきたい』と語りました。
早速、新聞などにも掲載頂いております!今後の掲載も予定しておりますので、随時報告します!
取材頂いたメディアの皆さま、ありがとうございました!
◼︎広島)4月から証言の航海 世界を巡る被爆者らが抱負3月4日 朝日新聞

◼︎ヒバクシャ地球一周:核の脅威、世界で訴え 来月、被爆者ら航海へ/広島3月4日 毎日新聞
◼︎非核 24か国に届ける 来月「証言の航海」へ8人 3月5日 読売新聞

(ピースボート 中田智子)
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