1.ヒバクシャ証言の航海

英語で証言”世界に語り伝えたいヒロシマ”

こんにちは!

だんだんと暖かくなり、あちらこちらで桜の開花が見られるようになってきましたね。
みなさん家族や友人とのお花見を楽しみにしていることと思います。

そんな春を感じる今日、みなさんにうれしい報告です。
第8回「証言の航海」クルーズ参加被爆者へのインタビュー記事が新聞に掲載されました!

平和首長会議との提携プログラム「過去と今の対話」プロジェクトのポスターモデルにもなっている堀江さん。

今回のインタビューでは、広島にお住まいの堀江壮さんの被爆体験を語り継ぐ思いや、証言の航海への思いを掲載いただきました。

掲載記事

記事によると堀江さんが証言を始めたきっかけとなったのは、2000年に母校である広島市立己斐小学校で行われた慰霊祭で彼が小学生の時に書いた被爆体験を綴った作文を児童が読んだのを聞いたことだそう。
その時のことを振り返り、「小学生が私の体験を伝えてくれているのがうれしくて、私も次の世代に伝えていかなければ、と思うようになりました。」と堀江さん。

やはり子供たちの純粋な言葉には何か特別な力がありますね!

友人と英会話のレッスンを受けるため、広島ワールド・フレンドシップ・センターに通い始めた堀江さんは、子供や若者にだけでなくセンターを訪れる外国人にも英語で証言活動を数年前から開始しました。

被爆当時の写真を通して原爆の恐ろしさを伝えると共に、最新科学技術に関する新聞記事をまとめたスクラップブックなどを用いながら、科学技術を平和のために利用することも呼びかけているそう。

「今回の航海でどんなことを伝えたいですか」という記者の質問に対して彼は、世界各地で起こっている問題と戦争への危機感について語り、証言の航海を通して訪れる各国では、「できるだけ多くの子に語りかけたい。”私があなたたちの年齢の頃には、こんなことがあったんだよ”と。」と言い、子供たちに核問題は身近なものなのだと知ってほしいと願いました。


被爆当時に居た場所を指す堀江さん

確かに様々な悲惨な問題が起こっている今、次の世代に核の恐ろしさを体験を通して語り継いでいくことの重要性がますます強く感じられますね。

証言を聞く機会がだんだんと減ってきているし、英語での証言活動を行っている被爆者はその残された中でもほんの数人しかいません。

通訳を通せば日本語を訳して伝えることは出来ますが、やはり英語圏に住む人たちにとって被爆体験者本人から直接英語で証言を聞いた方が彼らの気持をより強く伝えることが出来るでしょうね。
第8回「証言の航海」出航まで残りわずかとなりました。
どんな出会いが彼らを待っているのか、わくわくですね!

今回の旅では、堀江さんをはじめとした非核特使、そしてユース非核特使のみなさんが世界中の子供たちとその親御さんたちに平和の大切さを伝えます。
きっと素直な子供たちだからこそ感じることもたくさんあるでしょう。まだあまり理解が難しかったりする場合もあるかもしれません。
ですがこの経験は、彼らが成長していく中で戦争や紛争を他人事と思わずに、”平和は自分たちがその手で創るものだ”ということをいつも心に留めておいてもらえる、そんなきっかけになることでしょう。

(ピースボートインターン,エバンズ亜莉沙)
(Peace Boat intern, Alisa Evans)

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