1.ヒバクシャ証言の航海

チームおりづる、外務省へ!

みなさんこんにちは。

昨日8月17日、第9回「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」の参加被爆者とユースが外務省を訪問し、非核特使・ユース非核特使として委嘱状を受け取りに行きました。

 外務省に着くと、まずは外務省軍縮不拡散・科学部 軍備管理軍縮課の首席事務官 横田直文さんに向け、被爆者とユースがそれぞれ意気込みを語りました。

(被爆者)

森川さん『自身が黒い雨を浴び被ばくしたこと、そしてそういった体験に知った放射能の恐ろしさを人々に伝えていきたい。』

深堀譲治さん『中学三年生の時、原爆で一度に家族3人を失った。つらい思い出だったため忘れようとしたときもあったが、最近はそれよりも非核のために積極的に話していきたいと思えるようになった。』

深堀俊子さん『このおりづるプロジェクトをきっかけに今後も核兵器廃絶に向けて活動をしていきたい。』

田河さん『爆心地から500mの地点で被ばくした兄のことを交えながら、核兵器の恐ろしさを伝えていきたい。』

坂下さん『家族が経験したつらい経験を若い世代には味わせまじ、という思いで世界に伝えていきたい。』

(継承者)

東野さん『母と祖母の体験を通して知った残酷な事実を、私の言葉を使って世界に伝えていきたい。』

橘さん『被爆者や戦争経験者がいなくなりつつある現代で、核兵器の恐ろしさや戦争の悲惨さを伝承者としての立場から次世代に伝えていきたい。』
(ユース)

山崎さん『戦争や原爆は、若い世代にとっては歴史の授業で習うようなことであるが、もっと多くの若者に当時の悲惨な状況を知ってもらうために、役者という自分の特徴を活かして取り組んでいきたい。』

寒川さん『戦争や原爆は過去のことではなく現代・未来の問題であると思う。若者としてどういった未来がつくれるのか、この企画を通して考えていきたい。』

静粛な中行われたため皆さんとても緊張しているように見えましたが、自身の体験を織り交ぜながら原爆の恐ろしさを世界中に伝え核のない世界をめざす強い決意を語っていました。

外務省の担当者の方も、被爆者やユースの話をメモを取りながら真剣に聞いてくださっていて、皆様の熱い思いが伝わったことと思います。



その後、それぞれが委嘱状を受け取りました。航海への思いが一層強くなったのではないでしょうか。

 

 

そして本日8月18日は、遂に第9回おりづるプロジェクト始動の日です!次のブログでは出港記者会見等についてお伝えしたいと思います。

こちらのブログでは活動報告やメディア掲載情報など、おりづるプロジェクトの活動を逐一報告していきます。ぜひチェックしてみてください

 

ピースボートインターン 渡邊まあり

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